黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

暑い函館、熱い函館      7月8日

2017-07-16 11:54:22 | 日記
  函館音楽鑑賞会の例会として「黒坂黒太郎&矢口周美コンサート」を創ってくださいました。函館は黒坂正文が20代半ば、フォークシンガーとしてスタートした頃、ギター一本を抱えて連絡船に乗り、津軽海峡を渡り、何度もコンサートに訪れた町です。当時の函館は若者達で溢れていて、連絡船が函館港にに入港すると、大きな歓迎の横断幕を掲げた若者達が大合唱で迎えてくれました。それから何度も何度も訪れている町です。矢口周美も20年前、まだアマチュアだったのですが、たまたまここで歌ったことによりプロの歌手として始めていくキッカケを作ってもらうことができました。今回の例会は「黒坂の40周年と矢口の20周年」をお祝いするような形で企画していただきました。前日はお祝いパーティー。黒坂はフォークシンガー時代に創っていた曲も沢山歌いました。当日は芸術ホールで、NHK交響楽団主席コントラバス奏者の吉田秀さんやピアノの福澤達郎さんをバックに、また、被爆二世で絵本も出している山田みどりさんの朗読も交えて2時間半、たっぷり聴いていただきました。コンサートの最後には黒坂が函館のために創った「友よ函館から」を会場と大合唱しました。それにしても暑かった函館。30度近い気温にはビックリ。そしてその気温に熱せられいるかのように、函館の「元若者たち」の熱気もかなり熱いモノでした。「友よ函館から」ユーチューブで聞いてみてください。
ここをクリックしてください


https://www.youtube.com/watch?v=rfqyBuTNf24&feature=channel&list=UL





NHKバナナゼロミュージック出演について   7月8日

2017-07-10 11:43:13 | 日記
 先日、7月8日(土)午後10時20分からNHKバナナゼロミュージックに出演しました。 お笑いコンビ「バナナマン」を中心に展開する音楽バラエティー番組。6月中旬、収録。どんな感じで放映されるのか、分からないので心配でしたが、ララランドの作曲家や売れっ子女性歌手シェネルと一緒に「世界のアーティスト」として紹介されるとは、ちょっと、こそばゆい。まあでも、モンゴル800というロックバンドの「小さな恋の歌」を演奏したことなどにより、今まであまりコカリナを知らない年代層にも観てもらえたので、コカリナの紹介には役だったかもしれません。ソプラノ、バリントン、Cバス、Cコンを吹く自分の姿がタテ割りで一画面に出てきたのにはビックリ仰天。さすがテレビです。
観のがされた方はユーチューブに公開されましたのでご覧になってください。バナナゼロミュージック7月8日で検索すると出てきます。


二つの被災地でのコンサート 柏崎、福島

2017-07-04 11:30:42 | 日記
このところ立て続けに、二つの被災地でのコンサートを行いました。ひとつはちょうど10年前の7月に発生した中越沖地震の被災地柏崎市。もうひとつは福島市。
両方とも、復興のためにコカリナサークルが大活躍しています。
 6月18日(日)柏崎市内にある曹洞宗の寺、福厳院の本堂は、超満員のお客さんで埋め尽くされました。最初に柏崎コカリナクラブの皆さんが30分間、黒坂黒太郎作曲の
「生まれいずる朝」や「君をのせて」「365日の紙飛行機」など演奏してくれました。6年ぶりに聞く柏崎コカリナクラブの演奏でしたが、あちらこちらで演奏されているだけあって流れもスムーズで、美しいハーモニーになっていることに驚きました。また、あの震災で倒壊した寺の柱からできたコカリナ、さらには震災の時に地殻変動により海から出現した縄文時代の古木から作り上げたコカリナを説明を交えながら演奏してくださり、多くの人々に「木が持つドラマ」を感じさせてくれました。まさにコカリナならではの音楽の世界です。そしてこの10年間の復興のためにコカリナが大きな役割を果たしてきたことを知り、喜びが湧き上がりました。終了後は海が見えるホテルで打ち上げ。夕陽が美しく
コカリナを照らしてくれていました。
 6月30日(金)はJR福島駅の近くにあるAOZ(アオウゼ)ホールでコンサート。
タイトルは「ほんとうの空の村コカリナコンサート」。「ほんとうの空の村」は僕が、今から10年ほど前(東日本大震災前)、福島のみなさんのためにプレゼントした曲。高村光太郎の智恵子抄『あどけない話』の中にある有名な一節、「智恵子は東京に空が無いといふ。ほんとの空が見たいといふ。」をイメージして作り上げた曲です。その詞がなぜか今の福島の状況とピッタリはまってしまっているのです。
 コンサートは「コカリナサークルくれよん」の皆さんが主催。コンサートの中で、その「ほんとうの空の村」そして「双葉町のクローバー」を素晴らしいコカリナのハーモニーと歌で演奏してくださいました。皆さんの、前向きで真摯な声と音に、思わず涙ぐんでしまいました。「ほんとうの空の村」の3番にこんな歌詞があります。
「虹がかかっった七色の虹、ほんとうの空に、ほんとうの虹、ここが好きだよ、私の空
この空の元、歌うたうよ」
いつか、双葉町や大熊町の空に「ほんとうの空」が広がり、「ほんとうの虹」が輝く事を願ってやみません。

柏崎市福厳院

フェイスブックより

福島市AOZホール

フェイスブックより