黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

再度被災地へ④

2011-07-27 13:35:28 | 被災地支援
また、今回は門脇小学校の脇にある赤松をコカリナにするために伐採していただきました。この松は小学校のプールの隣にあり、子ども達が慣れ親しんできたモノでした。3月11日の津波によって引き起こされた火災により黒焦げになり、倒れる危険もあることから、伐採してコカリナにさせていただくことにしました。校舎も含め何もかも焼失してしまった子ども達に何か思い出を作ってあげたい、と思いました。赤松は大木であるため素人では伐採できません。いつも素晴らしいコカリナを作ってくださっている秋田県二ツ井(能代市)の白神コカリナ工房に相談したら、プロの「キコリさん」を伐採のため石巻まで派遣してくださり、伐採後、木をそのままトラックで二ツ井に持ち帰ってくださいました。木は今乾燥にかけられ、10月頃には完成できると思われます。津波と火災に耐えた赤松がどのような音を出してくれるか楽しみです。伐採前に石巻のコカリナサークルのメンバーが「ふるさと」を。矢口周美が「一本の樹」を。黒坂が被爆樹コカリナで「アメージンググレイス」を演奏、赤松と犠牲になった皆さんに慰霊しました。この模様は新聞、テレビなどでも広く報道されました。

再度被災地へ①

2011-07-27 13:23:44 | 被災地支援
7月21日、22日と再び石巻、女川を訪れました。今回は女川に物資を届けると共に、74人もの子ども達が犠牲になった大川小学校も訪れました。鉄骨の大きな橋は流され、いかに巨大な波が襲ったのかを知らせていました。 橋のたもとにあるケヤキの太い枝が折れていました。これも津波で折れたものと思われます。案内してくださった菊池先生の「子ども達が津波に飲まれたのはこの辺りでしょう」との言葉で、ケヤキに向かって手を合わせました。
 

被災地支援コンサートVol.22 長野県高森町7/18

2011-07-27 10:55:35 | 被災地支援
高森町は天竜川が作り上げた河岸段丘伊那谷にある美しい町。平和活動が盛んで、行政が積極的に推進、毎年、町がお金を出し子ども達を広島に送っています。また被爆樹の2世が町の公園に植えられ、大切に育てられています。そんな町にある老人福祉施設のホールで被災地支援コンサートがもたれました。ゲストに「しなの風の子合唱団」という子ども達の合唱団が登場してくれ、澄み切った信州の青空のような歌声を披露してくれました。また主催でもあるコカリナサークルが「浜辺の歌」を演奏しました。素敵なタペストリーも創っていただきました。このタペストリーは100枚つなげ被災地に贈ります。柏崎のコンサートから「G線上のアリア」「紫陽花」をプログラムに加えました。東京では紫陽花はもうすっかり散ってしまいましたが、信州では、今、紫陽花が満開。今年の紫陽花は特に美しく感じます。こんな時に良く咲いてくれたね、と感謝の念さえ沸きます。