黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災地支援コンサートVol.38 つくば市、10月27日(木)

2011-10-29 22:33:55 | 被災地支援
つくば市(つくばし)は、茨城県南部に位置する町。筑波大学を中心にした学術・研究都市として知られる。人口は20万。この町もコカリナが盛んな町。毎年、春に茨城県、千葉県のコカリナサークルが集う「筑波山麓コカリナピクニック」と呼ばれるコカリナの集いが行われています。昨年、キングレコードから発売されたアルバム「里唄」の中に収録された歌「筑波山」はその集いのテーマ曲として僕が4年前に創った曲。 尚、この町のコカリナは一人の青年から始まったと言っても差し支えないと思います。田中新吾君。信州大学の学生だったころ、コカリナに出会い、長野オリンピックの時には子ども達の指導者として活躍、その後長野で教職に就いたのですが、難病に倒れ25歳の若さでこの世を去りました。今年は彼が亡くなってからちょうど10年。「被災地支援コンサート」の前に、「SHINGOメモリアルコンサート」という小さなコンサートが行われ、彼の功績を称えました。そして、夜続けて行われた「支援コンサート」には300席の客席がビッシリ埋まる沢山のお客さんがご来場くださり、コンサートの中で、つくばのコカリナサークルを中心に「筑波山」が高らかに演奏され、被災地に思いを寄せました。


被災地支援コンサートVol.37 長野県中野市 10月23日(日)

2011-10-26 17:10:35 | 被災地支援
中野市は長野市の北東にある人口4万5千人の、のどかな町。あの「故郷」を作詞した高野辰之が生まれた町でもあり、作曲家の中山晋平も排出している。コンサートの会場は、市の中央にある中央公民館。主催は「平野スカイ」という子ども達を中心にしたコカリナグループ。メンバーの子ども達の多くが住む「平野」地区から名付けたらしいが、なぜ「スカイ」が付いているかというと、以前、目が見えない女性の前で演奏したときに、その方が「一度で良いから空を見たい」とおっしゃった。そこで「目が見えない人が空を見れるような演奏をしよう」ということになり、「スカイ」と付けたという。その名の通り、子ども達はコンサートの途中で、爽やかな秋空のような演奏をしてくれました。また平野小学校の児童合唱とのコラボレーションも素敵でした。コンサートの最後には、会場と「故郷」を大合唱しました。終了後、子ども達と交流会。帰るときは、皆で外に出て送ってくれました。コンサートの中のMCで「僕が中野市で一番好きなところはオランチェ」と言ったらお客さんがみな「ドッ」と笑ってくれたのですが、オランチェとはスペイン料理のレストランじゃなくて中野市郊外にある農産物直売所。「オラのうち」を信州弁で言うと「オランチェ」となるのです。おじいちゃんやお婆っゃんたちが、野菜やキノコを栽培し、自分の名前を付けてここに並べるのです。安くて美味しい。是非一度機会があったら立ち寄ってみてください。
オランチェはここ。
子どもたちが多かったので久しぶりに「広場と僕らと青空と」を会場と。(新興宗教ではない)


コカリナサークル「平野スカイ」と平野小学校合唱団


被災地支援コンサートVol.35、36 長野県千曲市 10月20日(金)22日(土)

2011-10-26 15:59:13 | 被災地支援
千曲市(ちくまし)は、長野県の北部、北信地方の千曲川中流域に位置する人口約6万の町。2003年更埴市、埴科郡戸倉町、更級郡上山田町の三市町の合併により誕生した。今回はそのもと更埴市にある「武水別(たけみずわけ)神社」で行われました。この神社は平安時代の書物「延喜式」にも登場する由緒ある神社。その厳かな、雰囲気に包まれ 2日間に渡り被災地支援コンサートが取り組まれました。実は、この神社の跡継ぎ(現在神官さん)が、小学生の頃からコカリナをやっており、長野オリンピックの時には「長野子ども劇場コカリナグループ」のメンバーとしてとても大活躍してくれたのでした。コンサート前には、その彼がお払いをしてくれました。立派な神官さんに成長された彼の祝詞を受けながら頼もしく、嬉しく、そして時の流れを感じました。コンサートの中では、子ども達とお母さんのコカリナグループも素敵な演奏を披露してくれました。七五三で賑わう境内にコカリナの音色が響き渡り、一人一人の子ども達の健やかな成長を祈り、被災地に心を寄せました。


被災地支援コンサートVol.34 千葉県柏市(10月16日)

2011-10-26 14:12:20 | 被災地支援
柏市は、千葉県の北西部に位置する町。1970年前後より東京のベッドタウンとして人口が増加し、現在人口約40万。この町もコカリナが盛んな町です。この町にある志摩気功整骨院の「気功とコカリナ」を組み合わせたユニークなコカリナ合奏団「天地人」を中心に広まっています。今回の支援コンサートも、その合奏団の皆さんが中心になり取り組んでくれました。場所は麗澤大学という大学の中にあるセミナーハウス。人口40万の大都市にあるとは思えないほど広々とした緑に囲まれたキャンパス。セミナーハウスの3階にある会場からは真っ青な空が広がり、爽やかな秋風に吹かれながらの支援コンサートになりました。前座で「天地人」初め3つのグループが演奏。コカリナ、二鼓、フルートなどで被災地支援の思いを奏でました。楽屋では美味しいお弁当に併せて、本格的な抹茶を点てていただき大感動でした。