黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

ブレンダン・グラハムさんからのメール

2013-04-10 09:48:45 | 情報
「涙と希望の島」(Isle of Hope, Isle of Tears)の作詞・作曲者、そして世界的大ヒット曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」の作詞者として知られるアイルランドの作家、ブレンダン・グラハムさんからメールが届きました。
昨年暮れにお送りした「希望のコカリナ」のCDがイギリスの出版社を通じてようやく届いたようで、それに対するお礼のメール。
ブレンダンさんは、本業は小説家。ベストセラーになった本を書いている方ですが、ホームページもなく、どこに住んでいるかさえ明らかにされていない「不思議な人」だそうです。
ネットでようやく写真と紹介記事を見つけることができました。
Dear Kurosaka,
黒坂さん
I have only recently received your CD and only today did I have the opportunity to listen to all of it. It is really a beautiful piece of work...congratulations.
最近あなたのCDを受け取りました、そして今日やっとすべての曲を聴くことができました。これは素晴らしい作品です。おめでとうございます。

I am very happy with the recording of Isle of Hope, Isle of Tears...and I loved the singing - who is the singer?.
Isle of Hope, Isle of Tears...のできには非常に満足しています。歌が素晴らしい。誰が歌っているんですか?

I hope that the CD was a success for you and that it helped the people of Fukushima.
あなたのCDの成功が、福島の人々の助けになる事を願っています。

Very best wishes,
お元気で。
Sonas,
幸せを

Brendan Graham
ブレンダン グラハム

ブレンダンさんの写真

ブレンダン・グラハムは1945年生まれ。小説は『The Whitest Flower』(1998年)と『The Element of Fire』(2001年)のたった2冊という寡作ぶり。前者はアイルランドでベストセラー第2位になったそうで、『Die Irische Nacht(アイルランドの夜)』という題名でドイツ語訳されている。この作品はアイルランドの大飢饉を伝えるドキュメンタリー小説とされており、マサチューセッツ工科大学の教科書として採用されているとのこと。彼はまた作曲家でもあり、元アイルランド音楽権利団体の首長。現在は西アイルランド在住。

『The Element of Fire』はアイルランドの大飢饉で未亡人となったヒロインのエレンが、生き残った二人の子供、そして飢饉のさなか取り残されていた「物言わぬ少女」とともに1850年代の米国ボストンに逃れるという物語。当時のボストンは米国交通・文化の要所で、エレンは安定した生活と新たな恋人を得るが、旧世界を捨ててきた絶望感と、米国で始まろうとしていた南北戦争の動乱の中、人生と愛の葛藤に翻弄されるという物語らしい。