黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災松復活コンサート

2011-08-28 09:14:22 | 被災地支援
10月2日(日)
 以下のチラシのようなコンサートが行われます。「石巻で被災した松からできたコカリナをみんなで吹こう」という会です。仙台や石巻のコカリナの皆さんも参加し、東京や長野からは貸し切りバスがでる予定です。よろしかったらご参加ください。


スペインでも被災地支援

2011-08-14 12:49:54 | 被災地支援
来年1月のウィーン・スペイン公演の準備のため、スペインに行って来ました。訪問地はコンサートが予定されているゲルニカ(ピカソの絵で有名な平和都市)、パブロ・カザルスの聖地エルベンドレル(バルセロナから1時間半ほど南に行った海岸の町)。そしてあわせてバルセロナ、グラナダ、マドリッドなど急ぎ足で回ってきました。初めて行ったスペインでしたが、どこへ行っても人々は明るく、親切で、食べ物も美味しく、すっかり気に入ってしまいました。それにしても、スペインでも東日本大震災に対する関心はとても強く、エルベンドレルにあるカザルス記念ホールでも何度も支援コンサートが行われたそうです。「被災国」の一人としてお礼を言ってきました。来年1月のコンサートはそんな支援に対する感謝のコンサートになると思います。できれば現在製作中の石巻の被災松で作られたコカリナを皆で奏で、ウィーンでも、スペインでも「世界の皆さん、ありがとう」と発信できればと思ってます。 ゲルニカの町を訪れた後、マドリッドのソフィア王妃芸術センターで「ゲルニカ」の原画を見ることができました。縦3.5m、横7.8mのモノクロの巨大画を前に立ちすくみました。そして見ているウチにこの絵が東日本大震災と重なってきてしまいました。もちろん心情的に重なったのですが。でも、なぜかこの絵の中に、煌々と光る電気があり、牛あり、牧草があるのです?不思議です。「天才は予言者でもある」と言われます。「もしかしたらピカソは・・」と思ってしまいました。1月のスペインコンサートの折、「ゲルニカ」が展示されているソフィア王妃芸術センターの前で、被災した松による「ふるさと」を演奏させて欲しい、と現地の関係機関にお願いしています。
「被災松」と言えば、スペインから帰国したら、「京都の大文字焼きで使うことになっていた岩手県の松の皮からセシウムが検出」と大騒ぎになっていてびっくりしました。今、乾燥させているコカリナにするための石巻の松の材も心配になり、専門家に相談したところ「表皮ではないので全く大丈夫とは思うけれど一応検査しましょう」ということになりました。
ゲルニカ聖なる木

エルベンドレルにあるカザルス記念ホール

被災地支援コンサートVol.24長野県箕輪町7.31

2011-08-02 13:21:26 | 被災地支援
 長野県箕輪町は伊那谷の上(かみ)にある人口2万6千人の町。この町には今まで何度も訪れています。萱野高原という美しい高台でコンサートをしたり、何年か前、箕輪北小学校の記念樹が、体育館新設のため伐採しなければならなくなったのですが、その木でコカリナを作ることになり、できあがったコカリナでコンサートをさせてもらいました。また3年前「里唄コンサート」も取り組んでくれ、その時に実行委員のメンバーが書いてくれた詩を元に「風と人とコカリナと」という歌が誕生しました。またこの町の人達は、今回の震災被災地に対し積極的な支援活動を展開しており、6月にはボランティアとして石巻に入り、最も大変な腐った魚の処理作業などに取り組んでくれました。そんなこともあり、被災地支援コンサートも町で最も大きなホール、箕輪町文化センターで大々的に行われました。この日は、新潟長野に大雨が降った翌日、引き続き長野には大雨の予報が出されていたのですが、天気予報は完全にはずれ小雨がぱらつく程度。会場は満席の大盛況。
ゲストには、このコンサートのために7歳から80代のメンバー70名ほどで結成され「つむぐ音楽団」が登場してくれ、歌、コカリナ、手話ダンスと多彩な表現で「手のひらを太陽に」等を演じてくれました。また最後に会場と「ふるさと」の大合唱。自分のふるさとを愛する事と、被災地を支援する事とを結びつけた素晴らしいコンサートができあがりました。
 明日から来年1月にウィーンとスペインで行われるコンサートの準備のために、しばらく日本を離れます。帰国しましたらまたその報告を書かせていただきます。まだまだ暑い日が続くと思われます。また日本には台風がやってくるとのことです。皆さん、お元気で夏を乗り切りましょう。


被災地支援コンサートVol.23埼玉県飯能市7.30

2011-08-02 12:12:42 | 被災地支援
埼玉県飯能市は西武池袋線で池袋から特急で45分ほど西に行った所にある町。東京のベットタウンでもあるが、かつての宿場町でもあり、川越と同じように古い蔵が建ち並ぶ落ち着いた町。また「飯能河原」の名前で知られる美しいせせらぎが駅のすぐ近くを流れており、東京から川遊びにやってくる人々で賑わう。実は黒坂黒太郎は17年前からここに住んでいるのです。そして、ここにコカリナサークルができてから8年になります。公民館のカルチャーとして始まったのですが、今は自主サークルが三つもあり、それぞれに特長を生かしながら演奏活動を展開しています。今回の被災地支援コンサートはそれらのサークルが共同で実行委員会を作り主催してくれました。場所は駅ビルの中にあるコミュニティーホール。小さな会場と言うこともあったのですが、チケットは一ヶ月前に完売。その後、断るのに大変だったとか・・。当日はコカリナサークル合同で「せせらぎの町」(黒坂黒太郎詞・曲)「夏の思い出」を演奏してくれました。