黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災地支援コンサートVol.84  長野県川上村  2月24日

2013-02-27 21:42:27 | 被災地支援
川上村は長野県南佐久郡の最南の村。山梨県、埼玉県、群馬県に隣接している。「川上」の名の通り千曲川の最上流部に位置し、日本一の大河信濃川はこの村から発している。村全体が標高1000メートルを越える高地にあり、村の西側を高原列車「小海線」が走っている。日本有数のレタス産地でもある。気温は寒い長野県の中でも最も低く、冬は氷点下の日が続く。
 その最も寒いときに被災地支援コンサートが行われました。会場は川上村文化センター。この村で育った唐松をふんだんに使い内装を施したホールは木の響きが美しい素晴らしいホール。コンサートには佐久地方のコカリナサークルの皆さんも駆けつけてくれ、「浜辺の歌」を演奏してくれました。実は、僕にとってこの村は「限りなく懐かしい村」。今から50年ほど前、僕の父親がこの村の小学校の校長をしていたのです。その頃、休みになるとこの村にやってきて過ごしました。思いでの山、思いでの川。そして建物も古い建物はそのままの形で残されています。終了後のサインセールでは、「お父さんには本当にお世話になりました」と80代のご夫婦が語りかけてくださり、胸が一杯になりました。そして、なんとも懐かしいのは「小海線」。どうしても乗りたくなってしまい、コンサート終了後、「中央線の小淵沢まで 送りますよ」と行ってくださる、係りの方の申し出を断って、信濃川上の駅まで送っていただき、猛烈に寒いホームに立ち、そこから大きなリュックを背負った若者達と一緒に乗車、東京に帰りました。途中、富士山が遠くに夕日を浴びて輝いていました。またどうしても行きたい村の一つです。


高田松原の被災松コカリナ大合奏のお知らせ

2013-02-20 10:17:12 | 被災地支援
 私たちは、昨年春より陸前高田教育委員会のご協力をいただきながら「陸前高田の奇跡の一本松」の回りにあった被災松をコカリナにし、
陸前高田の小学生全員(約千人)にプレゼントし、奇跡の一本松のまわりで大合奏する計画を進めて来ました。
 この度全ての児童へのプレゼント及び講習が完了、その児童と陸前高田生涯教育コカリナ講座の大人、さらには全国から集まるコカリナ愛好家によって、
震災から2周年を迎える3月2日(土)午後2時より、「高田松原コカリナの大合奏」が行われます。
 2年前、大津波により壊滅した高田松原がここに音として蘇ります。陸前高田市も全面的に協力してくださり、その時間帯は「一本松再建工事」を特別に、一時中断してくださる事になっております。
 樹齢が300年あったと言われる高田松原の松でできたコカリナは、木そのものが素晴らしく大変良い音がし、あの美しい松原の松籟が聞こえてくるようです。
 この音が少しでも被災地の皆さんの復興の励みになればと思っております。

再建工事が進む「奇跡の一本松」
この回りで演奏が行われます。


   

最後のコカリナプレゼント

2013-02-17 10:29:39 | 被災地支援
 昨年秋より陸前高田の小学生全員に高田松原の被災松から作ったコカリナが順次プレゼントされてきましたが、先日、その最後として高田小学校で贈呈、ミニコンサートが行われました。高田小学校は、陸前高田市の中では海に最も近い学校で、帰宅していた子ども達や、児童の家族に多くの犠牲者が出ました。校長先生は「昨年からプレゼントのお申し出をいただいていたのですが昨年は学校の平静さを取り戻すのにやっとでした。今年になってようやく新しいことに挑戦できる気持ちになれています。ありがとうございます」とその胸の内を語ってくださいました。これで、全ての小学生(約1000人)へのプレゼントが完了。3月2日、全国から集まるコカリナ愛好家と共に、再建されつつある「奇跡の一本松」の前で高田松原コカリナの大合奏が行われます。陸前高田市も教育委員会の皆様始め、様々な形で協力してくださり、当日のその時間は急がれる「一本松再建工事」を一時中止してくださり、演奏をさせていただく事になっております。
関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。

高田小学校五年生へのコカリナ指導


被災地支援コンサートVol.83  東京都町田市  1月29日

2013-02-03 09:44:19 | 被災地支援
 町田市は東京都の西側、神奈川県との境にある人口約40万の大都市。ここはコカリナも盛んで、沢山のコカリナのグループが活動し、コカリナコンサートも何度も行っています。でも今回は初めてのホール。町田市は小田急線が走っているのですがその小田急線の「鶴川駅」の駅前に新しくできた「和光大学ポプリホール鶴川」というホールで被災地支援コンサートが行われました。時間は平日の昼間。お客さんが集まってくれるのだろうか?と心配しましたが、チケットは数週間前に完売。主催者さんは断るのに苦労するという大盛況。コンサートの2部の最初にはコカリナサークルの皆さんが合同で「浜辺の歌」「どこかで春が」「故郷」を演奏してくれました。