黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

コカリナ二十歳のコンサート in 上田 最後の練習

2016-03-29 17:54:42 | 日記
4月9日 上田市文化会館サントミューゼ大ホールにて「コカリナ二十歳のコンサート」が行われます。そこで演奏される380名のコカリナ大合奏による組曲「大樹の歌」の最後の練習が上田市の隣坂城町のホールで行われました。コンサートは1月16日東京芸術劇場で行われた20周年コンサートのプログラムを中心に、上田独自のプログラムも予定されています。そのひとつが、この組曲です。勿論本邦初演。長野のコカリナが始まってから演奏され続けてきた曲を組み合わせ、地球の太古から近代までの森をコカリナ、歌、和太鼓、コントラバス、ピアノ、朗読で表現します。プロローグは、コカリナの草創期、信州大学教育学部の学生で長野オリンピックの時、子ども達にコカリナの指導をし活躍しつつも、急性の悪性腫瘍のため若くしてこの世を去った故田中新吾君が遺してくれた曲「太古の森の歌」、そして子供達を中心にした演奏で文部省唱歌「とんび」。3曲目は「風と森とふくろう達」。この曲は長野オリンピックの時にオリンピックが真に「平和のオリンピック」になるようにと創り、オリンピック開催中に競技場や表彰式会場などあらゆるところで演奏され続けました。美智子皇后様はそれをご覧になりコカリナのファンになって下さったとのことです。そして、国立競技場の伐採ケヤキでできた和太鼓のリズムに載せて「大樹の祈り」と続き最後は「歓びの歌ファンタジー」ショートバージョン。東京劇術劇場のコンサートでは、合唱団、独唱も入れて、もう少し長いバージョンを演奏しましたが、この組曲では子供達のコカリナを中心にし、少し短いバージョンで聴いていただきます。
 400名近いコカリナの大合奏はもの凄い迫力です。是非お出かけください、と言いたいところなのですが、チケットは3ヶ月前に完売してしまいました。チケットをお持ちでない方はまたいつかの機会にお聴きください。

無言館成人式について 

2016-03-13 11:17:37 | 日記
4月29日 信州上田市にある戦没画学生達の絵を展示した「無言館」で今年も成人式が行われます。
今年でもう14回目になります。成人式の様子がおかしくなってきた頃(今でもおかしいですが)館主の窪島誠一郎と「本当の成人式をやろう」と始めたのですが、沢山の素晴らしいゲストの皆さんのご協力で14回目を迎えることができました。今年はメインゲストに女優の樹木希林さんをお迎えして行います。樹木さんが新成人一人一人に手書きのメッセージを渡してくれます。その後、黒坂と矢口のミニコンサート。今年は、学徒出陣を見てきた、国立競技場の木でできたコカリナで「青春の森」「死んだ男の残したものは」等を演奏、歌いたいと思います。無言館には、戦死した画学生の絵が沢山展示されています。いくつもの絵の下に、「学徒出陣にて出征、○○で戦死」という札が掲げられています。
新成人なる皆さんには、この絵の前で、平和について、大人になる事の意味について、考てみてほしいと思います。
「無言館成人式」に出席したい新成人(1,2年経っていても可)の方は早めにご連絡下さい。
 ℡ 0268-37-1650 無言館  
50年前、成人式だった方も回りで見る事はできます。ご参加下さい。
 無言館は黒坂が子どもの頃遊び回っていた山の上にあります。
昨年の無言館成人式。メインゲストは漫画家のちばてつやさん。