黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

第九回東京コカリナフェスティバル   曳舟文化センター  大ホール

2013-01-21 11:32:36 | 情報
1月19日(土)1年半に一度の間隔で行われている「東京コカリナフェスティバル」が開催されました。このフェスティバルはもう九回目。今回も38団体が参加して盛大に行われました。開演は午後0時、終了は午後5時半。延々5時間半の長丁場。演奏された曲は約80曲。参加者の皆さんは他の団体の演奏にも熱心に耳を傾け(これがコカリナのフェスティバルの本当に素晴らしいところだと感心するのですが)素敵なフェスティバルになりました。黒坂黒太郎、矢口周美、福澤達郎も第四部で30分ほど演奏しました。常連の参加者の皆さんは、新しいことに挑んでくるのでこちらも負けてはいられないとばかりにプログラムの半分は新曲に挑戦しました。クラシックの曲としては、かねてからの念願だったブラームスの「ハンガリー舞曲第五番」そして「思いでの木」(昨夏の志賀高原のコカリナフェスティバルで一度だけ発表しています)さらにあの世界的大ヒット曲「 ユー・レイズ・ミー・アップ」これも日本語に直し初披露しました。この曲の作詞はアイルランドの作家ブレンダングラハム氏。昨年、やはりブレンダン氏作詞による「涙と希望の村」を日本語に直しCD「希望のコカリナ」に入れさせていただいたのですが、その後なんとしても彼の代表作でもある「ユー・レイズ・ミー・アップ」も日本語の詞で演奏したい、と強い気持ちを持ち続けてきました。ただ、これだけ有名な曲ですので当然名だたる訳詞家のかたが訳しているのでは、と調べました。でも、インターネットで調べても韓国系アメリカ人の方が訳した日本語がひとつあるくらいで、何故か他に見あたりません。それならば、と、ここ一ヶ月ぐらいの間に思い切って日本語詞を書いてみました。それを初めてこのフェスティバルで発表しました。当日、聴いてくださった多くの皆さんから「素晴らしい詞だ」「涙が止まらなかった」と評価をいただき、ちょっと嬉しかったです。これからのコンサートでも歌わせていただこうと思っております。ともかく、素敵なフェスティバルでした。被災地宮城県から来てくださった皆さん、本当にご苦労さまでした。前回素晴らしい演奏をしてくれ2週間後、津波の犠牲となってしまった渡辺杏一さんもきっと空から見守ってくれ一緒に参加してくれていたでしょう。次回は10回目。楽しみです。
 参加者の方から当日の写真を送っていただきましたので掲載させていただきます。






岡倉天心六角堂再建を祝うコカリナコンサート 北茨城市 12月28日

2013-01-12 22:18:34 | 被災地支援
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年末はぎりぎりまでコンサートが続きました。

茨城県北茨城市、もう隣町は福島県。そこに五浦(いずうら)という美しい海岸があります。ここは明治の思想家であり、日本美術を世界に紹介した岡倉天心ゆかりの地として知られます。岡倉天心はこの海岸に六角堂という小さお堂のような建物を造り、そこで思索に耽ったとのことです。その六角堂が東日本大震災の津波で流されてしまいました。でもこのたび多くの皆さんの力により再建されました。
それをお祝いして、天心美術館で12月28日コカリナコンサートが行われました。コンサートの中では茨城コカリナの皆さんも出演。六角堂を再建した木と同じ木で作ったコカリナで野口雨情の「シャボン玉」などを演奏してくれました。僕もいつものコンサートのプログラムのほかに、やはり六角堂コカリナで「七つの子」「雨ふりお月さん」などを演奏しました。(ここは野口雨情生誕の地でもあります)
このコンサートはマスコミでも色々紹介されました。以下は東京新聞の記事,その下は断崖に建つ新六角堂