黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

神戸松方ホールコカリナコンサート無事幕を下ろしました。

2022-01-16 12:34:35 | 日記

 オミクロンの異常な感染拡大によってとても心配されましたが、神戸松方ホールにおける「黒坂黒太郎コカリナコンサート」は感染予防対策を取りながら行われ、大成功のうちに幕を下ろしました。
 このコンサートには3年前に発足した「関西コカリナアンサンブル」も登場、「グノーのアベマリア」「いのちの歌」「六甲の雲を追いかけて」「一本の樹」「ふるさと」を演奏し、万雷の拍手を浴びました。特に「いのちの歌」は震災から27年目を明後日に迎えるこの日、一人一人が思いを込めて演奏し、感動的な演奏になりました。その模様は後日YouTubeで公開したいと思います。応援して下さった全国の皆さんに心より感謝申し上げます。
以下は、プログラムに載せた挨拶文です。

本日は大変な状況の中、ようこそご来場くださいました。
今日は1月15日です。
僕は27年前の1月15日から16日にかけて神戸にいました。高校生達との交流会を行い、16日の午後交流会終了後「黒坂さんもう一泊して騒ごうぜ」という彼らの誘いにひかれながら、どうしても用事があったので遅い新幹線で東京に帰りました。次の日の朝、テレビをつけたら飛び込んできた神戸の映像、そしてその時の自分の心象は27年経った今でも忘れることができません。それからの「神戸通い」。「慰霊」でもあり、「つぐない」でもあり、「自分と神戸への励まし」でもありました。
 その頃、まるで神様が与えてくれたかのようにコカリナ演奏が始まったことは本当に不思議でした。
 日本におけるコカリナの第一声は神戸の避難所で行った「浜辺の歌」と「ふるさと」でした。それからコカリナは、いつも神戸とともにありました。
 あれから27年。 神戸の復興、形は急速で目覚ましいものですが、おそらく人々の心の復興はゆっくりで、まだその途上にあると思われます。コカリナも「決して急いではならない」とこの国にゆっくり根を張ってきました。3年前神戸を拠点に「関西コカリナアンサンブル」が誕生したことは本当に嬉しいことでした。今日はコロナにも負けず練習を積み重ねてきた「関西コカリナアンサンブル」の演奏、そして27年間、ゆっくりゆっくり年輪を積み重ねてきたコカリナの音、その木の音とともに歌われてきた歌声に心ゆだねてみて下さい。
  2022年1月15日
                  黒坂黒太郎


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