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澤穂希の価値(12/23INAC対仙台)

2015-12-23 17:37:16 | レディース
今日は皇后杯の準決勝、INAC対ベガルタ仙台レディースをテレビ観戦しました。生観戦も検討しましたが、最高気温9度の寒さと雨模様の天気を判断してキャンセルしました。この試合は、女子サッカーのレジェンド、澤穂希選手の現役最後の大会という理由で注目されています。そのため、私も澤を中心に見ていました。

澤は、なでしこジャパン時代の佐々木監督にボランチにコンバートされ、今でもボランチです。テレビでは「よく走る」と言われていますが、実際は中島や川澄ほどは走っていません。ただ、危険察知能力とフリーになる位置の見分け方が卓越しており、ここへ行く必要があると判断すればダッシュで動ける能力を持っています。

また、仙台MFがプレスに来ても、澤の技術があれば「そんなものはプレスでない」と言わんばかりに、当たり前のように前線に正確なパスを配給しています。もともとはトップ下だった澤のボランチ起用は、男子並みに後ろからゲームを作れないと世界では戦えないという意図だったと思います。その改革は成功し、今や猶本(浦和)や川村(仙台)など、その域を目指している攻守両面のボランチが現れ始めています。

試合内容は、序盤は仙台がうまく戦っていたと思います。仙台はリーグ最多得点という触れ込みでしたが、INACの高いポゼッションを意識して、少し低いラインを引いてからの速攻で勝負してきました。昨年のチームから、中野、有町を補強してスピードのあるサッカーを目指し、川村がポスト直撃のシュートを放つなど互角の入りでした。

しかし、CKから高瀬が頭でつないだボールを大野が決めてINACが先制すると、仙台の堅守速攻のスタイルが出せなくなってきました。ポストプレーヤーを持っているわけではない仙台の場合、追い上げるオプションがこの日の試合を見る限りではわからなかった印象です。試合はINACの底力を強く感じた圧勝で、決勝進出を果たしました。

決勝はアルビレックス新潟レディースが相手です。新潟は以前の引いて守るスタイルでなく、高い位置からプレスに行くサッカーです。どんな試合になるか注目です。

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