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女版三笘薫降臨(1/28皇后杯日テレ対INAC)

2023-01-28 21:48:28 | レディース
今日は昭和記念公園から帰ってきて、女子サッカーの皇后杯決勝、日テレ対INACを見ていました。力関係では日テレが少し上だったようで、INACは女子サッカーでは珍しい3バックで守りを固めながら、速い攻めで日テレDFラインの裏を狙う戦術でした。愛川が放ったロングシュートが、クロスバーをヒットしたように、惜しい場面も作れていました。

しかし、日テレには新世代の「女版三笘薫」ともいうべき、ドリブラーが出現していました。日テレは3トップで、その右ウイングで出場していた19歳、藤野あおば選手です。INACも藤野の脅威はわかっている様子で、左ストッパーの竹重が藤野を主に見る役割になっていましたが、その警戒を打ち破ってボールが持てる、テクニシャンタイプのウイングでした。

この藤野からの展開が先制点につながりました。藤野が直接クロスを狙っていた場面はINACのDFが間に合っていましたが、それまであまり上がって来なかった右SBの宮川が上がってきたことでINAC守備陣はタイミングがずれ、中央にいたCFの植木がうまく相手DFのバランスが崩れたところに陣取っていました。その植木のダイレクトシュートで、日テレが1点をリードして前半を折り返します。

サイドで持って、CFの植木に合わせたい日テレの狙い通り、セットプレーで植木が空いたことで2点目が入り、日テレ優位は動かせないゲーム展開になります。INACはロングボールを入れてでも前に人数をかけたいところでしたが、どうしても自陣でボールをつなぐところでミスが出て、思うようにボールを前に運べない苦戦を強いられます。

そのため、INACは「無理はさせたくない(朴監督)」という回復途上のエースストライカーの田中美南を、高瀬と交代させて愛川と2トップを組ませてきます。しかし、INACは前に人数をかけることができないため、パスコースが1か所しかなく、容易に日テレ守備陣にパスコースを読まれてしまいました。トップ下の成宮に前を向いてボールを持たせることができなかったのも苦しい要因でした。

その後はINAC守備陣のミスを突いて2点を追加した日テレが、4-0でこの決勝戦を圧勝しました。ジュニアユースから一貫して若手を育てている日テレは選手の個人技のレベルが高く、ただパスを出すだけでなく相手をフェイントで釣ってから出すなど、日テレの強さだけが印象的だったこの試合でした。WEリーグでは日テレは4位で、この両者にはそれほどの差はないはずですが、勝負はわからないものです。

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