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堅守速攻が当たる(7/31なでしこ対スペイン)

2023-07-31 22:43:30 | レディース
今日のなでしこジャパンのW杯1次リーグ第3戦、スペイン戦は4-0で日本の勝利に終わりました。スペインは過去の大会ではあまり強豪というイメージはなかったですが、近年力を伸ばしているチームです。女子欧州CLのバルセロナのホームゲームに9万人が入るなど、人気も出てきており、日本にとっては過去の親善試合で1分け3敗と相性の悪い相手です。

スペインの戦い方は男子の代表に似ており、パスをつないで攻める「ティキ・タカ」でした。これに対し、日本は無理に高い位置からつなごうとせず、バイタルエリアに素早く帰陣して、そこから速攻で攻める手を選択してきました。今回はその手が的中しました。スペインは高いボール支配率で攻めるものの、日本の組織的な守備の前になかなかバイタルエリアから向こう側に行けなくなる展開になります。

また、今回の日本の守りは、「攻めにつながる守備」で、縦パス主体でサイドやトップ下が空くところを狙っていました。日本の先制点はそのパターンで、DF熊谷のロングフィードが左アウトサイドの遠藤に通り、遠藤がゴール前に巻くように入れたクロスが写真のMF宮沢ひなたに入り、これが決まって日本は初のシュートで1点を先制します。

このように、スペインが攻めに出たところを裏返す日本の攻めは効きました。2点目も縦パスから植木が相手DFに当てながらゴールの枠にねじ込むと、3点目は植木のアシストからまたも宮沢が決めて、日本は前半でほぼ勝負が決まる3点リードを奪うことができました。スペインは女子欧州CLでも強さを発揮するバルセロナの選手が6人いるメンバーでしたが、日本が素早く帰陣して5-4のブロックを引くとスペースがなく、パスの出し先がない展開でした。

もちろん、このゲームは日本もスペインも既に決勝トーナメント進出が決まっている消化試合で、自分たちのサッカーを崩してまで無理に勝ちにこだわる必要はない試合でした。そのため、スペインはメンバーを入れ替えながらパスサッカーを継続しましたが、日本のリズムは最後まで失われず、最後は田中美南がドリブルで敵陣に持ち込んで4点目を決めます。

シュート数で日本6本、スペイン9本、ボール支配率はスペインが6割以上という試合でしたが、それほど苦しんだ印象はなく、むしろ相手に「回させている」ほどの余裕も感じました。決勝トーナメント1回戦の相手はノルウェーです。かつて世界を席巻したパワーサッカーのチームですが、日本の堅守速攻が当たる可能性もある相手と思います。

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