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バルサ対リーベル、マニアック分析

2015-12-22 23:10:32 | ワールドサッカー
今回、バルサを見るにあたって、スカパーの無料放送で手に入れた欧州CLグループリーグのローマ戦を見て予習?しました。このローマ戦、非常に今回のリーベル戦のためには参考になりました。ローマの見せた格下戦術と、リーベルの採った戦術が似ている面もあったからです。

バルサにはメッシがいるので、ゴール前にスペースを与えたら決められてしまいます。そのため、リーベルもローマと同様に、4バックのDFの距離を縮めて、メッシが入り込むスペースを与えない守り方をしてきました。さらに、リーベルはダブルボランチも引かせて、バルサの遠目からのシュートをブロックして、ロースコアの勝負に持ち込むのがゲームプランに見えました。

リーベルがローマと違うのは、4バックの外側のスペースに、サイドハーフを帰陣させて守るような、極端な格下戦術は取らなかったことです。バルサはそのスペースをうまく使いました。メッシやネイマールが、個人技があるのでどうしても注目されますが、この日のバルサで多くボールタッチをしていたのは、右SBのダニエル・アウベスでした。アウベスが上がった場合、リーベルはマークしきれず、フリーでクロスを上げられることが目立ちました。

それでも、バルサというチームが、真ん中に長身FWを持たないチームだから大丈夫と割り切っていたのがリーベルのプランだったと思いますが、結果的にバルサの先制点になった、ネイマールが頭で落としたアシストはまさにその外側のスペースの有効利用でした。そのスペースを、素早く見抜いてアウベスをオーバーラップさせた、バルサの判断の勝利でした。

また、バルサはセットプレーにも対策を打っていました。ルイスエンリケ監督のほかに、セットプレーは専門のアシスタントがおり、セットプレーを強化することで欧州CLを制したと放送で聞きました。ちょうど、ラグビーの日本代表にスクラム専用のコーチがいて結果を出したのと似ています。

そうしたチームとしての総合力で、リーベルを上回ったバルサの勝利は必然だったように、この日の試合からは感じました。

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