この11月の国際Aマッチデーで、W杯ロシア大会の出場チームが出揃います。イタリアがスウェーデンに敗れてW杯出場を逃すなど、いろいろなドラマがありました。しかし、映像をチェックする時間がなく、欧州のことを書くのは後にして、北中米カリブ海4位のホンジュラスとのプレーオフを1勝1分けで勝ち抜いた豪州代表のことを書きます。
豪州は、日本と同じB組の最終予選で3位になり、プレーオフに回りました。このプレーオフからW杯に出るのは困難な道で、まずA組3位のシリアとホームアンドアウェイで戦い、さらに北中米カリブ海4位との大陸間プレーオフと、実に4試合もの長い道のりです。豪州が3位になった時点で、北中米カリブ海4位は強豪アメリカの可能性もありましたが、比較的力が落ちるホンジュラスだったのは幸運だったでしょう。
それでも、シリアとの対戦は、トータルスコアで同点で延長戦までもつれ込む厳しい試合でした。この試合を辛くも拾い、ホンジュラスとのアウェイゲームは0-0の引き分けと苦しんだ豪州でしたが、最後のホームゲームで3-1と快勝してW杯切符をつかみました。ここまで苦しむとは思わなかった豪州ですが、何はともあれW杯の舞台に立つことは叶いました。
豪州は、かつてはパワーサッカーのチームでした。1トップが長身のビドゥカだった時代は、アーリークロスを放り込むサッカーでアジア予選は勝てたからですが、このままでは世界では通用しないと危機感を持ったらしく、今の豪州はパスをつなぐサッカーを見せてきます。この豪州を、今年8月に埼スタで生で見る機会に恵まれました。
豪州は、3-6-1の布陣で1トップにスピード型のクルーズを置き、中盤の4人でパス交換をしてチャンスをうかがうサッカーでした。途中から出てきた、ポストプレーヤーのユーリッチが本来の1トップですが、パスを回せる4人が入れ替わりながらゲームを作ってくるチームでした。日本はこのパスワークを寸断するために、ダッシュ力のある井手口でボールを奪いに行ったのが当たりました。
弱点もいくつか見えました。それはDFラインのスピード不足です。3バックにしたのは、CBにスピラノビッチ、セインズベリーを置く4バックでは彼らCBが「競走」に負けてしまうからと思われますが、一人スピード型を置くことでカバーしようとしています。また、右アウトサイドのレッキーは本来攻撃的MFで、守備には不安があります。
もちろん、本大会で当たる相手はそこを狙ってくるでしょうが、この4試合でチームも成長しているでしょうから、本大会でアジアレベルをアピールするためにも頑張って欲しいです。
豪州は、日本と同じB組の最終予選で3位になり、プレーオフに回りました。このプレーオフからW杯に出るのは困難な道で、まずA組3位のシリアとホームアンドアウェイで戦い、さらに北中米カリブ海4位との大陸間プレーオフと、実に4試合もの長い道のりです。豪州が3位になった時点で、北中米カリブ海4位は強豪アメリカの可能性もありましたが、比較的力が落ちるホンジュラスだったのは幸運だったでしょう。
それでも、シリアとの対戦は、トータルスコアで同点で延長戦までもつれ込む厳しい試合でした。この試合を辛くも拾い、ホンジュラスとのアウェイゲームは0-0の引き分けと苦しんだ豪州でしたが、最後のホームゲームで3-1と快勝してW杯切符をつかみました。ここまで苦しむとは思わなかった豪州ですが、何はともあれW杯の舞台に立つことは叶いました。
豪州は、かつてはパワーサッカーのチームでした。1トップが長身のビドゥカだった時代は、アーリークロスを放り込むサッカーでアジア予選は勝てたからですが、このままでは世界では通用しないと危機感を持ったらしく、今の豪州はパスをつなぐサッカーを見せてきます。この豪州を、今年8月に埼スタで生で見る機会に恵まれました。
豪州は、3-6-1の布陣で1トップにスピード型のクルーズを置き、中盤の4人でパス交換をしてチャンスをうかがうサッカーでした。途中から出てきた、ポストプレーヤーのユーリッチが本来の1トップですが、パスを回せる4人が入れ替わりながらゲームを作ってくるチームでした。日本はこのパスワークを寸断するために、ダッシュ力のある井手口でボールを奪いに行ったのが当たりました。
弱点もいくつか見えました。それはDFラインのスピード不足です。3バックにしたのは、CBにスピラノビッチ、セインズベリーを置く4バックでは彼らCBが「競走」に負けてしまうからと思われますが、一人スピード型を置くことでカバーしようとしています。また、右アウトサイドのレッキーは本来攻撃的MFで、守備には不安があります。
もちろん、本大会で当たる相手はそこを狙ってくるでしょうが、この4試合でチームも成長しているでしょうから、本大会でアジアレベルをアピールするためにも頑張って欲しいです。