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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

右45度のデルピエロ・ゾーン

2014-01-24 21:05:28 | ワールドサッカー
今日はワールドサッカーを見ていないので、オフネタの昔話ですが、ユベントス時代にトヨタ杯で決勝ゴールを決めたFW、デルピエロの思い出です。デルピエロはユベントスでのキャリアが長く、丁度Rバッジオと入れ替わりの時期に台頭したので、次世代の10番と呼ばれていました。

もっとも、Rバッジオはトップ下の選手ですが、デルピエロはFWです。若手の時代は徴兵制度でユベントス、イタリアU-21代表、軍隊選手権と3チームで掛け持ちしてプレーする苦労も味わっています。私が彼のプレーを生で見たのは3回で、1996年のユベントス時代にイタリアに渡って、当時の本拠地デッレ・アルピスタジアムのミラン戦で見たのが初めての観戦です。

当時は、その3チーム掛け持ちの影響でベンチスタートで、後半の20分ほどしかプレーを見ていないのであまり印象に残っていませんが、トヨタ杯で国立競技場に来てくれたときは覚えています。当時、ジダンがトップ下しかできない理由で、リッピ監督の戦術の4-3-3を4-3-1-2に変えていましたが、相手のリバープレート(アルゼンチン)の守備に0-0が長く推移しました。

終了間際にデルピエロが、彼の代名詞とも言うべき右45度の「デルピエロ・ゾーン」からシュートを突き刺して1-0とユベントスが勝利しました。ユベントスにデルピエロの時代が来たことを証明する、記念すべきゴールでした。当時のユベントスは、現ユベントス監督のコンテ、現フランス代表監督のデシャンに、ジダンがいた豪華メンバーで、黄金時代でした。

もう一回見たのは、イタリア代表対鹿島の国立競技場での親善試合ですが、7番をつけていたデルピエロは出番も短く、あの当時のエースはビエリだった印象です。デルピエロのユベントスでのキャリアは長く、37歳までユベントスで10番をつけていました。チームの象徴としての存在感を長く保っていましたが、現在はシドニーFC(豪州)に移籍して、最後のキャリアを過ごしています。

親日家だったRバッジオと同様、デルピエロも親日家で、東日本大震災のチャリティーマッチには率先して参加と、ファンにとっては思い出に残る選手です。もう一度プレーを見るのは難しいでしょうが、頑張っているというニュースを楽しみにしたいと思います。
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二重橋

2014-01-24 18:21:04 | 雑記
所用で丸の内に出かけたので、帰り道にちょっと回り道をして二重橋を見てきました。江戸の昔はここに将軍がいて、飛行機のなかった時代にしては鉄壁の守備の旗本やご家人がいたのだろうなと、ちょっと想像してみました。



写真は江戸城の二重橋の手前にあった、歴史的経緯を綴った看板です。徳川家康のイメージが強い江戸城ですが、実際に築城したのはもっと古く、その100年以上前の太田道灌です。



一見、ただの松林に見えますが、ここが江戸城の守備の旗本がいた二の丸の跡です。江戸時代の徳川政権の安定度をイメージする言葉に「旗本八万騎」という、将軍直轄の軍隊がありました。実際に国が危機に瀕した、明治維新直前の時期に何の役にも立たなかったのは皮肉ですが、江戸時代という時代が家康の遺産を守ることで守ってきた平和なので、制度が古くなることへの対策ができなかったのでしょう。



江戸城本丸の石垣です。ここをバックに修学旅行生や外国人のツアー客がよく写真を撮っているところで、確かに飛行機という発明がなければ、この守備は忍者などでも入れそうもないと、江戸の昔に思いを馳せます。



井伊直弼が暗殺された桜田門も見てきました。ここは皇居一周のランナーが通る道なので、走って入ってくる人とぶつからないように神経を使います。井伊直弼の暗殺の地は外のお堀端で、当時は雪が降っていて守備の兵隊の刀にカバーがかけられていたので、対応が後手に回ったと聞いています。桜田門は大正時代の関東大震災で倒壊して、再建したものです。



桜田門を外に出ると、意外にも国会議事堂は近くでした。お堀端の道から撮った、議事堂の写真です。最初はそのまままっすぐ半蔵門に抜けようと思っていましたが、交通量の多い道であまり気が乗らず引き返して、地下鉄有楽町線の桜田門駅から埼玉に帰ってきました。



最後には散歩の起点、東京駅です。大きい駅なので全体像は撮りにくい駅で、今回も一部の画像になります。大正ロマンの香りを感じる駅舎で、かつては天皇陛下が馬車で横付けした駅舎の形に、復元工事で戻しました。
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