goo blog サービス終了のお知らせ 

Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

Mシューマッハ意識不明

2014-01-03 21:21:41 | 他スポーツ
この年末、ニュースから舞い込んできた衝撃の報告がありました。それは元F1ドライバー、ミハエル・シューマッハ氏のスキー事故による意識不明の重体という悲報です。シューマッハはスポーツ万能で知られ、F1のオフシーズンではサッカーでもドイツ5部チームに助っ人で入ったりしたエピソードがありますが、スキーもきっとうまいはずなのにまさかの悲報で驚いています。

私にとって、シューマッハは若き日の憧れのドライバーでした。彼は1991年にベネトンでF1デビューしました。当時のベネトンはそれほど戦闘力のあるマシンではありませんでしたが、雨のスパ・フランコルシャン(ベルギーGP)で、上位陣がタイヤの選択に迷う中、いち早くタイヤを交換したギャンブルが当たって初優勝を飾ったレースは今でも思い出せます。

その後、ベネトンのエースドライバーに定着し、当時は最強とは言えなかったフォードV8エンジンで何度か勝利を収めるなど、ドライバーとしての名声を確立します。私が見に行った唯一のF1は1994年のドイツGPでした。エンジン力がものを言うドイツのホッケンハイムサーキットでは、エンジン出力の劣るベネトンのマシンではPPを取れず、シューマッハは予選4位でした。

決勝ではハッキネンのスタートでの多重クラッシュ事故で大量のマシンが脱落した荒れ模様になりましたが、シューマッハは手堅く走っていました。しかし、この日はシューマッハのマシンは完調ではなく、スタンドの私の席からでもシューマッハのマシンから煙が上っているのが見えました。地元優勝を期待されたシューマッハはリタイヤという結果に終わり、オーストリア人のベルガーが優勝したサーキットは静まり返っていました。

この年はアイルトン・セナが事故死したシーズンで、ポストセナはシューマッハという期待を強く集めた年でした。事実、シューマッハのその後のレーサーとしての日々は充実しており、年間優勝は最多の7回、チームも名門フェラーリを長く務めるなど、F1界の最大のカリスマでした。

そんなシューマッハの重傷の報は、私にとっても衝撃的な一報でした。F1界を駆け上がった新星当時を知るだけに、彼の人生の平安を願っていただけに残念です。奇跡的な回復を期待したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

攻めて取った優勝(箱根駅伝復路)

2014-01-03 21:14:06 | 他スポーツ
前日の往路で、トップの東洋大に59秒差の2位が駒沢、3位の早稲田は5分以上後ろという展開になったので、総合優勝は東洋大と駒沢に絞られた感はありました。駒沢はエース窪田を9区で起用し、8区までに東洋大がどれだけのアドバンテージを持っておけるかが勝負の鍵でした。

箱根駅伝は毎年不思議に思いますが、往路で主力を投入した前半型の駅伝をした大学が、そのままリードを守り切る確率が高い傾向があります。駒沢にしてみれば、窪田の前に差を詰めておきたいところでしたが、7区服部弾馬、8区高久が連続で区間賞を得るなど、逆に攻めに出た東洋大に差を広げられ、9区スタート時点では逆転不能な3分以上の差がついていました。

東洋大サイドも、最終区決着を想定して、アンカーに箱根経験豊富な4年生、大津を置いていました。9区で最悪逆転されてもという準備でしたが、結果的にその準備は必要なく、大津がしっかり逃げ切って東洋大の優勝に終わりました。出雲、全日本を制し、選手層の厚さには自信を持っていたはずの駒沢は、エースが出る前に決着をつけられる最悪のシナリオになってしまいました。

今回の駅伝は、東洋大の優勝タイムが10時間52分で歴代2位の好タイムでした。駅伝のスピード化が進んだ結果でしたが、このように上位が順調にタイムを伸ばすと、繰り上げ校が多くなるという悲劇も生みます。繰り上げスタートは、駅伝を戦う選手にとって屈辱的な出来事ですが、今回もその姿は残念ながら見られてしまいました。

それでも、箱根の存在で1万m28分台の選手が多く育つといった、長距離界の底上げには間違いなく箱根は貢献していると思います。今回の箱根の選手からは、マラソンや1万mで2020年東京五輪を目指すという、力強いコメントもよく聞きます。箱根があまりにも注目されるので、ヒーローになったような気分になる燃え尽きも見られるといった、箱根の弊害も口にされますが、本当の勝負はこれからで、オリンピック金メダルを目指すといった高い山に、一人でも多くの選手が挑んでもらうことを期待したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする