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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

全北戦プレビュー

2013-04-02 18:37:28 | 浦和レッズ
浦和は明日夜、ホーム埼玉スタジアムで全北(韓国)と対戦します。ACLの当たる順番が決まった時点で、ここが重要な試合になると思っていた試合で、たとえ初戦の広州戦を落としてもムアントン、全北のホーム2試合を連勝すれば何とかなると予想していた通りになりました。

全北は初戦のムアントン戦、2戦目の広州戦を引き分けて、勝ち点2で3位です。ムアントン戦は暑さとの戦いだったので、引き分けは悪くない結果ですが、ホームの広州戦で勝ち点3を取れなかったのは誤算のはずで、それを取り返そうと浦和戦は全力で勝ち点3を取りに来ると思います。

全北は2006年のACL優勝チームで、強行日程の中どうやってチームをやりくりするかのノウハウは持っているでしょう。今の全北で知っている選手はベテランFWの李東国だけですが、強力なポストプレーヤーで、韓国サッカーでよく見られるアーリークロスを放り込むサッカーには最適な選手です。

浦和との対戦は2007年のACL準々決勝があります。当時の全北はカウンターの守備の弱さという大きな弱点がありました。浦和のスカウティングの勝利で、こういう勝利はACLを勝ち抜いた当時の浦和を見る最大の面白さでした。夢よもう一度とは期待したくなります。

浦和はリーグ戦では3勝1分けの2位といい位置につけており、チーム状態はいいと思います。永田充が肉離れで離脱したのは残念ですが、昨年同様の事態があったときに代役の山田暢久が落ち着き払って穴を埋めたので、今回も期待しています。

また、那須、関口、平川といったACL用バックアップメンバーにとっては今回はチャンスです。ムアントン戦で勝利という結果を出したのも好材料で、ミシャも彼らには信頼を置いたと思います。まだ埼玉新聞をチェックしていないので、誰がスタメン候補かはわかりませんが、ターンオーバーを機能させて勝つことができれば、また新たな浦和の財産になるでしょう。

課題は1トップの興梠がまだノーゴールという事実です。動ける1トップを所望したであろう、ミシャの要求は十分にこなしていますが、やはりFWなのでゴールという結果は欲しいです。大分戦で絶好機を外した悔しさは、この節目で晴らして欲しいと思います。
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ボランチの攻撃力(ドイツ対カザフスタン)

2013-04-02 07:44:40 | ワールドサッカー
2006年ドイツW杯の頃、ドイツ代表のボランチはフリングスという守備力が売り物の選手でした。現実主義のドイツらしい手堅い策と見ていたら、このフリングスが長い正確なパスを前線に供給できるのに驚きました。日本でボランチに攻撃力を要求しようとすると、どうしてもトップ下からコンバートしたボランチになり、守備力に課題が出る弱点があります。

そういう課題をドイツのような強豪国はどうやって克服しているのか、知りたかったのがスカパーの無料放送のW杯予選、ドイツ対カザフスタンを見た理由です。欧州のW杯予選は5~6チームのホームアンドアウェイのリーグ戦で、1位は通過、2位はプレーオフというルールが近年は定着しています。

この試合のカザフスタンの戦い方を見ると、なるほどドイツのボランチに攻撃力が必要な訳だと納得しました。カザフスタンは2ラインをコンパクトに引いたリトリートサッカーでしたが、かなりライン設定が低い、いわゆる「ベタ引き」の戦い方でした。

トップ下のエジルや右サイドハーフのミュラーも高い個人技を持っていますが、引いたカザフスタンが相手だと彼らがボールを持つ位置は厳しいプレスを受けます。フリーで持てるのは必然的にボランチになり、彼らに攻撃力がないと話にならないのもわかります。

ケディラもRマドリードでは守備的なボランチで、もう一人の14番も後ろでボールを持って落ち着かせるプレーが得意ですが、彼ら二人の攻撃力は高く、強力なシュートを放てます。高いラインを引き、カザフスタンのゴールにシュートの雨を浴びせない限り、確実に勝ち点3は取れないという発想です。

また、この日のドイツは欧州選手権でスペイン代表が試して以来流行りになったゼロトップでした。1トップに入ったのはドルトムントで香川真司と組んでいた本来MFのゲッツェで、ゲッツェの持つ位置はサイドに流れてもいいから、誰かは前線に行く約束事です。

結果はこの試合は4-1でドイツの勝利に終わりました。GKノイアーのパスミスでカザフスタンにミドルシュートを浴びて1点取られたのは課題ですが、こういう試合で確実に勝ち点3を取れるのは安定してW杯に出られるドイツの強さです。さすがドイツと実感した試合後でした。
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