goo blog サービス終了のお知らせ 

Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

リトリートサッカーの限界(4/6浦和対磐田)

2013-04-06 22:36:59 | 浦和レッズ
今日の磐田戦は爆弾低気圧から来る大雨を恐れ、自宅でテレビ観戦しました。屋根はある指定席ですが、去年の川崎F戦で横殴りの雨が来たときにびしょぬれになったので、その再現を恐れました。

試合は、劇的なロスタイムの原口の決勝ゴールはもちろん嬉しいですが、もっと楽に勝てるはずだった試合を自分たちで難しくしてしまったかなという印象も強いです。最大の誤算は興梠のPK失敗でした。ここまで良い流れで来ていただけに、決まっていればもっと早く試合を終わらせることも可能だったでしょう。

磐田は3バックに今季から挑戦していますが、浦和相手には5バックにしてでも守り切るという手堅いサッカーできました。前田のデスゴールは決められてしまいましたが、この試合を勝ち、浦和が好成績を収めてそのジンクスを破ればいいと切り替えました。しかし、圧倒的なボール支配率を誇る割に、浦和は苦しみました。

それは、浦和の攻撃時の4-1-5は4バックの相手にはアウトサイドが面白いように空くという突破口がありましたが、磐田の5バックの前にはアウトサイドも消され、柏木か原口が下がってきて起点になるか、槙野が上がっていくかどちらかしか糸口がありませんでした。また、PKを外した興梠の不振も響きました。こういう当たっていないときは、阪野と代えてやった方が本人のためではと思っていました。

ただ、磐田は浦和のストロングポイントを消すことには成功しましたが、取った後どうやって攻めるかまでは構築できていない印象でした。このサッカーは磐田の方がきついはずで、必ず逆転できるはずと思っていましたが、0-1のまま長い時間が過ぎていくのは心臓に悪い試合になってしまいました。

その展開を打ち破ったのは、途中出場のマルシオでした。セットプレーの精度の高い彼の投入で、CKから森脇の頭に合わせて同点ゴールを決まったときは安堵しました。このハーフコートマッチを負けるわけにはいかないと思っていたので、引き分けは最悪の結果ではないと思えました。それでも、サポである以上勝って欲しい気持ちは常にあります。最後のセットプレーから原口が独走して決めたゴールは、彼のスピードを生かした最高の形で、名手川口といえども止められませんでした。

この試合が終わると、休む間もなく全北戦のアウェイです。ここがACLでは重要なターニングポイントになったので、勝利で望みをつないでくれることを期待したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力技の同点劇(パリSG対バルセロナ)

2013-04-06 17:36:20 | ワールドサッカー
ベスト16でバルセロナと対戦したACミランは、3ラインをコンパクトに保つ格下サッカーで1stレグを2-0で勝つ金星を挙げました。ACミランは2ndレグのアウェイ戦で0-4で敗れ、トータルスコアで敗退しましたが、この戦い方はバルセロナと対戦するチームにヒントを与えました。

今回の相手、パリSGはフランスリーグで首位を走る強豪ですが、世界最強のバルセロナ相手だと格下になります。イブラヒモビッチのような強力なFWを持っている点はACミランとは違いますが、普通に戦ったら勝てない相手です。

パリSGが取った戦略はFWのイブラヒモビッチとラベッシを残して、後ろの2ラインをコンパクトに保つサッカーでした。パリSGの監督はACミランを率いて欧州CL優勝経験もある名将アンチェロッティですが、彼が見ても力の差があることを認めた采配でした。

バルセロナの高い位置でキープするサッカーの前に、パリSGはボール支配率32%と苦しみました。それでもこのカウンター狙いの格下サッカーは機能していました。イブラヒモビッチの技術を生かし、前線のゲームメーカー的に使ってラベッシやマトゥイディ(14番)のスピードで走らせる形で、ポスト直撃のシュートを放つ場面も作りました。

また、パリSGには元イングランド代表のベテラン、ベッカムがボランチで先発出場しました。ベッカムといえばマンU時代の高い精度のロングキックが売り物ですが、この試合のベッカムのサイドチェンジの精度は全盛期とあまり変わらないレベルでした。

試合はコンパクトなサッカーで善戦したパリSGが、相手ボールのCKというタイミングでDFのバランスが崩れていました。そこで、ダニエル・アウベスが送った縦パスをメッシが左足のダイレクトシュートで押し込み、1-0とバルセロナリードで折り返します。

もっとも、そのメッシは負傷交代して本来中盤のセスクがFWに入らざるを得ず、決定機をほとんど外さないバルセロナの強みは十分には発揮できませんでした。ただ、後半に入るとパリSGの2ラインは体力的にコンパクトに保てなくなり、バルセロナ優位の展開のはずでした。

しかし、そこからが大量補強に出たパリSGの底力の見せ場でした。セットプレーからこぼれ球をイブラヒモビッチが押し込んで同点にすると、一旦PKで勝ち越されますが、右SBが放り込んだ流れからイブラヒモビッチが頭で落としたところをマトゥイディがミドルを放つと、GKバルデスが痛恨のミスでドローに持ち込みます。

最終スコアの2-2はホームの2ndレグを残すバルセロナ有利でしょう。しかし、追い込まれたパリSGの力任せが通用した以上、もう一度これがあるかもしれません。映像で見ることは難しいでしょうが、2ndレグも面白い試合になりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

李東国効果(4/3浦和対全北、後半)

2013-04-06 12:49:20 | 浦和レッズ
今日は爆弾低気圧の直撃が予想され、埼玉スタジアムの磐田戦に参戦できるかは微妙ですが、全北戦の後半をようやく見たので記事にします。

昨日、なぜこのチームに負けたかわからないと書いた全北ですが、後半の頭にCBのウィルキンソン(18番)を下げてFWの李東国(20番)を入れた交代は大きなポイントでした。テレビでは全北は3バックにしたと言っていましたが、実際の映像を見る限り、ウィルキンソンの抜けたCBにボランチだった林裕煥(17番)を下げ、トップ下の7番をボランチにして李東国、ケビンの2トップの4-4-2にしてきました。

結果的には1-3で勝利した全北の3点はセットプレーの2点にエニーニョ(8番)のミスキックが偶然入った点です。全北は広州(中国)とは違って、浦和を力で圧倒した訳ではありません。しかし、李東国は1得点1アシストという結果以外にも、アジアにはこんなうまい相手がいると実感することになりました。

李東国はケネディ(名古屋)のように相手が届かない高さがある訳ではありません。ただ、李東国は瞬間的なスピードがあります。坪井に競り勝った2点目は一歩先に出た李東国の動き勝ちです。1点目の11番のミドルも李東国が浦和DFを体でブロックしてキープしたプレーが効きました。

また、後半の全北は浦和の弱点をうまく狙った印象もあります。前半は4-2-3-1で真ん中を使おうとした全北はケビンの頭狙いが機能せず、思い切って真ん中を捨てて浦和がアウトサイド1枚のサイドを狙いました。ここからのカウンターで、浦和のファウルをもらったことが全北の勝因になりました。

サウジアラビア人の主審が、比較的軽微な接触でファウルを取るので、エニーニョのFKという武器を持つ全北には有利に作用しました。ただ、後半を見ても全北が強かったようには思えず、アウェイの全北戦で勝ちか引き分けが必要という浦和のノルマが達成不可能とは思えません。

たぶん、今回の全北は勝っていたら投入しないつもりだった李東国を後半頭から出さざるを得なくなったのは一つの誤算だったと思います。それでも、アウェイの全州では李東国はスタメンで来る可能性もあり、李東国対策は練っていかないと勝てないでしょう。優勝を狙うならこのアウェイ全北戦は最初の壁ですが、突破してくれることを期待したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする