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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

いいサッカーはしたが(4/30東京V対山形)

2012-04-30 21:01:13 | 他チーム
今日はGWの連休である程度無理も効くので、J2の好カードの東京V対山形を見に味の素スタジアムまで行っていました。先日のNHK-BSのJリーグタイムでJ2特集があって東京Vの小林選手を取り上げていましたがベンチスタートでした。

そのため、代わりの注目ポイントに選んだのは山形の大卒新人MFの宮阪選手でした。山形は今季は3トップで、中盤は3枚できついポジションですが、宮阪は一番きついアンカーを任されていました。

宮阪がアンカーだということがわかっただけでも味スタに行った意味がありましたが、東京Vが宮阪のところを狙うゲームプランだったのは自由にいろんなところを見られる生観戦だったからこそわかったことだと思います。

東京Vは阿部、ジョジマールの2トップでしたが、このFWのどちらかが宮阪の動きを監視してプレスに行っていました。たぶん宮阪に自由を与えたら東京Vの陣内をえぐるスルーパスが出てくるに違いないというのが東京Vサイドの読みだったらしく、宮阪を消された山形が苦し紛れのロングボールを蹴り込むのを見てベンチはしてやったりだったと思います。

それほど内容に差があった試合にもかかわらず、結果だけ見ると山形の2-0の勝利です。こういう展開のときはセットプレーかカウンターなのですが、この日は山形の2点がCKとカウンターでした。前半終了間際の山形の先制点はCKを萬代が頭で押し込んだゴールで、後半の2点目はロングボールから一つつながって裏へ抜け出た中島のゴールでした。

サッカーはこんなものかもしれませんが、やはり意図通りに試合を運んでいるはずの東京Vがリードされるのは残念で、東京Vのサポにはいつか幸運は来るはずと信じて欲しいと思います。今日の発見は東京Vのボランチ梶川選手です。J2だと名前も知らない選手を見ることがありますが、そんな選手がいい選手だと自分だけ発見したような気分で嬉しいもので、この梶川選手はキックの精度が非常に高い選手です。

CKを任されているのには驚きましたが、確かに浮き球で相手GKが出にくいところに蹴るのはうまく、今日は山形DFが対応していましたが高い能力を感じます。また、サイドチェンジを正確に通せるのも彼の能力で、オーバーラップしたSBの足元に正確にぴたりと蹴れるのはスタンドから驚きの声が挙がるほどでした。
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さすがアルディレス(4/30横浜FC対町田)

2012-04-30 16:10:32 | 他チーム
今は味の素スタジアムへの移動中にこの原稿を書いていますが、先ほどまで自宅で横浜FC対町田のJ2の試合を見ていました。注目は町田を率いる名将アルディレス監督の采配でした。清水エスパルスの基礎を作り、横浜FMではステージ優勝をして、東京Vでは天皇杯を優勝していますが、そんな名将がJ2に上がったばかりのチームを率いるのは驚きでした。

正直、町田の選手でJリーグで実績のある選手は東京Vで活躍した平本くらいで、相手がJ1にも上がったことのある横浜FCということを考えると、アルディレスといえどもどうすることもできないという試合を見るのではと予想していました。

確かに、選手一人一人の能力なら横浜FCの方が上です。しかし、町田の選手たちは唯一個人技が通用する平本をうまく使って、最小限度のパスで横浜FCのDFの間を狙っていました。それはその平本を最終ラインの裏に走らせた先制点に現れていました。

技術に差はあっても、JFLで結果は出しているのだから自信は持っていいとアルディレスが指導したと想像しています。走る能力なら差はないので、とにかくスペースを狙うというゲームプランを感じました。

J2の世界では新参者の町田ですから、いきなり昇格プレーオフ(6位以内)に出ろというのは、いくら名将アルディレスといえども酷な要求だと思います。それでも、アルディレスは町田の限られた戦力の中ではいいチームを作っていることはわかりました。それがわかっただけでも今日の試合を見た意義はありました。
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稲尾とダルビッシュ

2012-04-30 10:56:49 | 他スポーツ
先日、西武ライオンズから発表があり、西鉄時代のエースだった稲尾氏の24番を永久欠番にすることがわかりました。私のような埼玉時代になってからのファンだと、24番?秋山?平野謙?というイメージができてしまっている番号ですが、確かに稲尾選手の残した実績は今の選手で言えばダルビッシュ並みのものです。

稲尾が持っている、シーズン42勝の日本記録は、当時エースを酷使した時代の証明なので、今後更新は不可能でしょう。ダルビッシュは先発投手は中6日という時代に育ったエースですから、勝ち数ではかないませんが、単純に比較できるのは防御率です。稲尾の生涯防御率は驚異的な数値で、1.98と若手時代や引退寸前の時期を含んでいながらの1点台はすごいとしか言いようがありません。

ダルビッシュが稲尾並みなのは、その防御率で、ダルビッシュも日本プロ野球時代は1点台の防御率を持っています。正直、ダルビッシュが通用しなかったらメジャーリーグは日本から2度と選手を取らなくなるのではと思うほどの、日本プロ野球が生んだ傑作だと思います。稲尾も、当時の日本プロ野球のレベルは高くなかったかもしれませんが、全盛期ならメジャーでも通用したと思います。

実際、稲尾のエピソードで面白いものがあります。記者の質問で、「もし100球投げたら何球ストライクになるか」というものがありました。稲尾は「球種とかコースは関係ないですか」と念を押して答えたのは「それなら100球ストライクですね」という回答でした。これは驚くべきことで、100球も投げて1球もボール球にならない自信があるというのはよほどの制球力があるからと思います。

ダルビッシュはボール球を振らせる投手なので、意図的にボール球を投げますからダルビッシュが同様のことをできるかどうかはわかりませんが、今のプロ野球は変化球の種類が増えており、私が野球を見ていた少年時代にはなかった「ツーシーム」「カットボール」などといった新しい変化球を自分のものにしているところはダルビッシュの優れたところです。

これからのメジャーの実績次第かもしれませんが、ダルビッシュも稲尾を追いかけるところまで来たというのは大したものです。メジャー初の最多勝とか、サイヤング賞(最優秀投手)とか夢はどんどん膨らんでいますが、ダルビッシュ本人は「まだ対戦相手を知らない状態なので、いきなり防御率1点台などは無理」と言っています。今年は1年間ローテーションを守れば上出来だと思っています。
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