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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

鹿島戦プレビュー

2011-09-23 14:23:22 | 浦和レッズ
明日、浦和は相性の悪い敵地カシマスタジアムで、鹿島とのリーグ戦を戦います。完全に残留争いに巻き込まれた浦和にとって、1点でもいいから取れる勝ち点は取らないと、あとで1点に泣くことになります。

1999年の残留争い当時のことを、浦和サポのブログで拝見しましたが、1999年の鹿島戦は1点先制した浦和が福田を下げてべた引きサッカーで守ろうとして失敗した試合でした。あの当時、欧州でもブレーメンで失敗して評判の悪かったデモス監督の采配には呆れましたが、この敗戦でもはやそんなことを言っている場合ではないと、とにかくJ1に残らないといけないと思っていました。

今回も状況は似ています。ただ、今回は逃げる立場で、残留ノルマは4勝4敗で十分と決して無理ではありません。次がG大阪であることを考えると、できればこの試合で勝ち点3を取っておきたいところです。鹿島は以前の手堅いチームとはチームカラーが微妙に変わっていて、右SBが西、左SBがアレックスと本来MFの選手がSBに入っているため、攻撃力は高いですが、手堅く守れるチームではないと推測しています。

それでも、直接FKを得たら野沢がねじ込むことができ、昨年の山形に続いて鹿島でもチーム得点王の田代の活躍など、やはり残留争いなどは早々と抜け出せるところは鹿島の底力です。監督も相手は長期政権の名将オリベイラと、ペトロでは名前負けしそうな相手でもあります。

前回の埼スタでの対戦では、2点ビハインドを浦和が追いついて引き分けに持ち込んだ、浦和としては価値ある勝ち点1です。以前の鹿島だったら、こういう勝ち点の落とし方はしなかっただろうなという綻びも多少感じた試合でもありましたが、こちらも2点も先に取られているのですから、あまり偉そうなことは言えません。

それでも、負けているときにオプションをあまり使えなかったフィンケ時代とは違って、ペトロは何手か勝負手を持っています。成功するかどうかは微妙な賭けですが、それでも打てる手は全て打って、悔いを残さない戦いをと願います。
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木村庄之助引退

2011-09-23 11:04:34 | 他スポーツ
今場所限りで、大相撲の立行司、木村庄之助が65歳の定年で引退します。今の木村庄之助が裁いた一番で印象的なものはと聞かれてしまうと、行司は目立たない方がいいというサッカーのレフェリーでも言える立場なので、残念ながら答えられません。ただ、木村庄之助自身のコメントから推測すると、結構プレッシャーは掛かっていたんだなと思います。

相撲の世界では、立行司は二人いて、木村庄之助が結びの一番を、式守伊之助がその前の二番を裁くことになっています。今は白鵬の一人横綱の時代ですから、木村庄之助は毎回白鵬の相撲を裁いていたということになります。それを考えると、白鵬が連勝記録に挑んでいた当時、その連勝記録を左右する一番を裁いていたのが、今の木村庄之助です。

立行司は短刀を腰に差して裁くことになっています。江戸の昔から続く相撲の世界ですから、江戸時代の習慣の名残は一部残っていて、この短刀はもし差し違えをしたら、この短刀で切腹しても構わないという覚悟を示すものとされます。確かに、立行司は相撲の世界では名人中の名人で、しかも結びの一番しか裁かないということになっていれば、差し違えは非常に不名誉なことで、それだけはしないと決意はしていることでしょう。

差し違えとは相撲独特のルールで、サッカーのレフェリーのように審判の判定は絶対と決めず、土俵下に勝負審判という別の審判を置いて、きわどい相撲になると勝負審判が協議して勝敗を決めます。特に、相撲でたまにある「同体取り直し」は行司が決めることはできず、行司は必ずどちらかには軍配を上げなければならず、勝負審判の協議の末に取り直しが決められます。

差し違えというのは、明らかにミスジャッジだと勝負審判が認めた場合、行司軍配を取り消して勝敗を逆にすることです。最近は差し違えはあまり見なくなりましたが、確かに結びの一番しか裁かない立行司が差し違えをするのは恥ずかしいなと想像はできます。

そんなプレッシャーの中で、双葉山の連勝記録まであとわずかに迫った白鵬の相撲を、連日追い続けていたのですから、たぶん夢の中にも白鵬が出てくるのではとも思います。ほぼ白鵬とともに行司人生の最後を裁いた、充実した相撲人生だったのではと思います。
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