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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

共和国戦マニアック分析

2011-09-03 17:14:18 | ワールドサッカー
生観戦恒例のマニアック分析ですが、ザッケローニジャパンのやり方は皆知っていると思うので、今回は共和国側から見てみます。共和国は4-2-3-1と言われていますが、実際の布陣は4-4-1-1のようなもので、DFラインの前に中盤のラインを引き、日本が攻めるスペースをなくす戦略でした。

このやり方ではSBは攻撃参加できず、共和国が攻撃に使える駒は4枚が限界でした。もともと、引き分けもやむなしという考えで試合に臨んでいる選手もいたという情報なので、今回の試合のように日本に一方的に押される展開は覚悟していたと思います。

共和国は鄭大世になかなか生きたボールを入れることができず、最初の11番のサイドネットのシュートは先にゴールラインを割っていて、シュートらしいシュートはほとんどが遠目からのものでした。共和国にとって仕掛けどころは、守備を固めるためにトップ下に入れている4番の代わりに誰を出すかというところでした。

GKが負傷しても交代枠を使わないで無理をさせていた共和国の狙いは4番に変えて若手の10番を入れる交代でした。この10番が186cmの長身で、ロングボール一発で点を取る可能性があることと、追い込まれた日本がハーフナーマイクを入れてきたときに守備につけるという二つの狙いがありました。

その狙いはうまくいきそうでした。ハーフナーマイクもこの10番のマークは嫌がっていたようで、CBがついている流れの中では惜しいシュートも打てましたが、セットプレーではなかなか起点になれていませんでした。

そのため、共和国最大の誤算はその10番が遠藤に足の裏を見せるファウルタックルで一発退場になったことでしょう。これで、共和国は鄭大世一枚を残して2ラインを引いて守り、ロスタイムを含めた残り15分を守り切らないといけなくなりました。

決勝ゴールがCBの吉田だったことや、CBの今野がクロスバー直撃のシュートを打ったことは決して偶然ではなく、一人少なくなった共和国が前に人を割けなくなったことで、日本が思い切って守備の選手を前に出せたからだと思っています。
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これがW杯予選(9/2日本対共和国)

2011-09-03 09:25:56 | ワールドサッカー
昨日の試合、埼スタまで行ってきました。日本代表の金色の背番号が見にくく、しかも自分の席もメインアッパーと遠かったので、シュートを打ったのが誰かということはわかりにくく、ロスタイムの決勝点が吉田だと気づいたのは試合後のインタビューでした。

これほど苦しむとは思いませんでしたが、W杯予選となると親善試合でうまくいってもそう簡単には事は進まないとは思っていました。朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)サイドも当然W杯に出たいと思っていて、アウェイの日本戦で最低勝ち点1を計算しているのは間違いないからです。

共和国の代表を生で見るのは2005年の最終予選以来、6年ぶりですが、プレッシャーのないところのパス回しはうまくなっていました。DFラインのつまらないミスはたぶん期待できないだろうと思った反面、プレッシャーのきつい前目のパス回しはなかなかつながらず、日本とは力の差はあると思ったのも確かです。

それでも、梁勇基のようなテクニシャンと、鄭大世というターゲットもいるチームですから、この二人で1点という可能性はあるチームです。スコアが0-0で動かない展開をずっと見ていて、「引き分けは最悪の結果ではない」と思ってはいました。3次予選を通ることだけを考えれば、上位2チームに入ればいいのですから、ウズベキスタンのアウェイ戦を勝てば十分取り返せるからです。

日本代表の良さは、ボランチがミスをほとんどせず、攻撃的MFの香川、柏木、岡崎のところまではパスが正確に入ることです。アジア杯で数的不利を背負ったときでも戦えたのは、このボランチのパスが理由でした。しかし、昨日はシュートがクロスバーをヒットしたり、相手GKのファインセーブに防がれたりとなかなか点が入りませんでした。

「こういう厄日もある。これがサッカーだ。」と慌ててはいませんでしたが、さすがにロスタイムまで来てしまうと、引き分けを覚悟せざるを得ませんでした。最後、CKから吉田が決めたときは普段おとなしい2階席が熱狂の渦で、知らない人とハイタッチをするほどでした。

この勝利は間違いなく日本を楽にしてくれます。3次予選を通るには最初の2試合で勝ち点4あればいいというのが私の計算なので、ウズベキスタンのアウェイ戦が引き分けでも良くなったのは大きいです。
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