生観戦恒例のマニアック分析ですが、ザッケローニジャパンのやり方は皆知っていると思うので、今回は共和国側から見てみます。共和国は4-2-3-1と言われていますが、実際の布陣は4-4-1-1のようなもので、DFラインの前に中盤のラインを引き、日本が攻めるスペースをなくす戦略でした。
このやり方ではSBは攻撃参加できず、共和国が攻撃に使える駒は4枚が限界でした。もともと、引き分けもやむなしという考えで試合に臨んでいる選手もいたという情報なので、今回の試合のように日本に一方的に押される展開は覚悟していたと思います。
共和国は鄭大世になかなか生きたボールを入れることができず、最初の11番のサイドネットのシュートは先にゴールラインを割っていて、シュートらしいシュートはほとんどが遠目からのものでした。共和国にとって仕掛けどころは、守備を固めるためにトップ下に入れている4番の代わりに誰を出すかというところでした。
GKが負傷しても交代枠を使わないで無理をさせていた共和国の狙いは4番に変えて若手の10番を入れる交代でした。この10番が186cmの長身で、ロングボール一発で点を取る可能性があることと、追い込まれた日本がハーフナーマイクを入れてきたときに守備につけるという二つの狙いがありました。
その狙いはうまくいきそうでした。ハーフナーマイクもこの10番のマークは嫌がっていたようで、CBがついている流れの中では惜しいシュートも打てましたが、セットプレーではなかなか起点になれていませんでした。
そのため、共和国最大の誤算はその10番が遠藤に足の裏を見せるファウルタックルで一発退場になったことでしょう。これで、共和国は鄭大世一枚を残して2ラインを引いて守り、ロスタイムを含めた残り15分を守り切らないといけなくなりました。
決勝ゴールがCBの吉田だったことや、CBの今野がクロスバー直撃のシュートを打ったことは決して偶然ではなく、一人少なくなった共和国が前に人を割けなくなったことで、日本が思い切って守備の選手を前に出せたからだと思っています。
このやり方ではSBは攻撃参加できず、共和国が攻撃に使える駒は4枚が限界でした。もともと、引き分けもやむなしという考えで試合に臨んでいる選手もいたという情報なので、今回の試合のように日本に一方的に押される展開は覚悟していたと思います。
共和国は鄭大世になかなか生きたボールを入れることができず、最初の11番のサイドネットのシュートは先にゴールラインを割っていて、シュートらしいシュートはほとんどが遠目からのものでした。共和国にとって仕掛けどころは、守備を固めるためにトップ下に入れている4番の代わりに誰を出すかというところでした。
GKが負傷しても交代枠を使わないで無理をさせていた共和国の狙いは4番に変えて若手の10番を入れる交代でした。この10番が186cmの長身で、ロングボール一発で点を取る可能性があることと、追い込まれた日本がハーフナーマイクを入れてきたときに守備につけるという二つの狙いがありました。
その狙いはうまくいきそうでした。ハーフナーマイクもこの10番のマークは嫌がっていたようで、CBがついている流れの中では惜しいシュートも打てましたが、セットプレーではなかなか起点になれていませんでした。
そのため、共和国最大の誤算はその10番が遠藤に足の裏を見せるファウルタックルで一発退場になったことでしょう。これで、共和国は鄭大世一枚を残して2ラインを引いて守り、ロスタイムを含めた残り15分を守り切らないといけなくなりました。
決勝ゴールがCBの吉田だったことや、CBの今野がクロスバー直撃のシュートを打ったことは決して偶然ではなく、一人少なくなった共和国が前に人を割けなくなったことで、日本が思い切って守備の選手を前に出せたからだと思っています。