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8強監督二人目の解任(カタール代表)

2011-08-09 18:46:42 | ワールドサッカー
昨日入ってきたサッカーニュースの中では、カタールがセルビア人のミロバン・ラエバツ監督を解任して、後任に元ブラジル代表監督のラザロニ氏を迎えた人事が目に留まりました。中東では監督交代は日常茶飯事とはいえ、ラエバツ監督が大物監督だけに驚いています。

ラエバツ監督は元ガーナ代表監督で、南アフリカW杯ではガーナを8強に導いた監督です。既に世界的な監督でありながら、資金力はあるものの、サッカーでは発展途上国のカタールを引き受けたのは、どうもラエバツ監督はお金で動くらしいと想像できます。

こういう結果になってから言うのはフェアではないかもしれませんが、ラエバツ監督が本当にカタールを強くできるかは、懐疑的でした。理由はカタールが比較的弱点がはっきりしているチームだからです。それはセットプレーの弱さで、カタールのDFはボールウォッチャーになってしまい、相手FWを容易にフリーにするからです。

前任者もセネガル代表を8強に導いたブルーノ・メツ監督という大物でしたが、この監督が1年半指導してもこの弱点は直っていませんでした。さすがにメツ監督なので、ハーフタイムに修正の手は打てますが、カタール相手なら前半で五本CKを取れば勝てると思われる弱さは、ラエバツといえどもそう簡単には直せないと思っていました。

今回、カタールは2次予選でベトナムとホームアンドアウェイで対戦して、トータルスコアで突破こそできたものの、第二戦で1-2で敗れたことを問題視されて、億単位の資金をかけたであろうラエバツをあっさり解任しました。

ちょっとでも危なくなったら手を打とうという中東らしい人事ですが、後任のラザロニ氏は監督として残した結果ではラエバツにかないません。ブラジル代表監督の経験があることが報じられていますが、1990年イタリアW杯ベスト16と、ブラジルを率いていたことを考えると惨憺たる成績です。

ラザロニは日本でも監督経験があり、横浜FMに残留争いのさなかに加入して、チームをJ1に残しています。ただ、優勝争いなどをした監督ではなく、このニュースがなければ他チームサポの私は忘れかけていた名前です。

カタールの監督は困難な任務と思いますが、協会のバックアップはしっかりしているので、結果さえ出せば快適な監督生活を送れます。カタールの組はイラン、バーレーン、インドネシアという組で3強1弱です。頭一つでも混戦を抜け出れば、いい生活を送れるでしょう。
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