ブラジルW杯アジア3次予選当たる順

組み合わせ抽選のときは報道されていませんでしたが、今回のアジア3次予選の当たる順は既に決まっています。以下に書くと、

1.朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)、ホーム

2.ウズベキスタン、アウェイ

3.シリア、ホーム

4.シリア、アウェイ

5.共和国、アウェイ

6.ウズベキスタン、ホーム

の順に当たります。当たる順番もジーコは試練を与えたなという印象です。重要なのは最初の2試合で、この2試合で最低でも勝ち点3を取っておかないと、3次予選敗退の危機を迎えます。

くじ運の悪さで、第二シードクラスの相手が2チームになってしまったので、ウズベキスタンか共和国よりは上に行くという意志を結果で見たいです。前回経験したこともあり、ウズベキスタンのアウェイ戦はそんなに恐れていないでしょうが、政情不安のシリア、国交のない共和国のアウェイ戦は不気味に思っています。

勝ち点3を確実に計算できそうな相手はシリアで、アジアカップの対戦では日本が退場者を出したので苦しい試合になりましたが、これまで親善試合で見た印象では意表を突く動きをしたり、しつこく何度もクロスを放り込んだりすると、比較的容易に綻びを見せるチームでした。

このシリアが初戦のホーム戦だったら比較的楽に戦えたでしょうが、現実は共和国なので初戦から厳しい戦いになります。それでも、ここでの勝ち点3はどうしても欲しいところで、ウズベキスタンで絶対勝たなければいけない状況でアウェイ戦に行くのは避けたいです。

また、リーグ戦の情勢が決する第五戦が共和国のアウェイ戦というのも不気味です。共和国のスタジアムは人工芝ですから、一度は練習で慣らしておく必要はあるでしょう。怖い印象もあるでしょうが、2005年の最終予選でバーレーンやイランがちゃんと試合をやり、無事に帰してくれたので、選手の移動については心配していません。

ただ、報道陣やサポーターの安全まで確保できるかはわからないです。共和国は大使館がないので有事のときはどうしようもないですし、シリアも渡航自粛勧告がいつ出てもおかしくありません。行くのは相当の覚悟が要りそうです。