昨日のペトロの記者会見では、C大阪は攻撃的なチームだから面白い打ち合いのサッカーが見られると口にしていましたが、試合の入り方は比較的慎重でした。ダブルボランチに山田暢久と鈴木啓太を同時に起用するということは慎重策を意味するもので、とにかく前半をゼロで抑えるという意思だったと思います。
浦和は一昨年、昨年と夏場に苦しんで失速した原因が、攻撃サッカーを追いすぎて早い時間で失点して、無理して追いかける展開が続いたことで疲労がどんどんたまっていくという悪循環だったことは明白でした。そのため、前半は点が入る気があまりしない展開ながら、ゼロで抑えたことは狙い通りではありました。
しかし、後半の入り方が悪すぎました。倉田の出したスルーパスが絶妙で、ファビオ・ロペスが持ち味のスピードを生かして追いつくと、走り込んだ山口は完全にフリーでした。この場面では右サイドに大きなスペースが空いていて、高橋峻希が上がっていたところをやられた失点でした。
この試合も思うようにボールをキープできなかったデスポトビッチは想像より早く高崎と交代しました。浮き球の処理なら高崎はデスポトビッチより上で、体の届く範囲に蹴ってくれればだいたいポストプレーはしてくれます。しかし、点を取るという意味ではどうかと思っていましたが、この試合では結果も出しました。
得点経過は事実上原口のゴールと言った方がいいもので、原口がミドルを放ちGKが弾いてポストに当たって跳ね返ったボールを高崎が押し込んだ、高崎にしてはごっつあんゴールです。ただ、FWの場合、点の取れるポジションにいることも重要なので、高崎には次の試合はもっと長い時間チャンスを与えられそうです。
この試合が敗戦に終わったのは、その後の試合運びのまずさでした。残り10分ちょっとで同点なら、慎重な監督ならまず負けないことを考えるはずです。しかし、ペトロは前日会見で話した通り、勝ち点3を取りに行ってしまいました。たぶん引き分けを狙えばできたと思いますが、勝ちに行ったことが裏にスペースを空けて、敗戦という結果につながったと思います。
敗戦の中の光明は、新人小島の活躍です。アビスパ戦で初スタメン出場したときから、そのポジショニングのセンスは評価していましたが、DFラインからボールを引き出せる位置に正確に残っていることで、相手にセカンドボールを拾われませんし、スペースを見つけてドリブルする能力も高いです。守備専門のボランチからスタートした高校の先輩、細貝の一年目より攻撃センスは上で、楽しみな存在です。
浦和は一昨年、昨年と夏場に苦しんで失速した原因が、攻撃サッカーを追いすぎて早い時間で失点して、無理して追いかける展開が続いたことで疲労がどんどんたまっていくという悪循環だったことは明白でした。そのため、前半は点が入る気があまりしない展開ながら、ゼロで抑えたことは狙い通りではありました。
しかし、後半の入り方が悪すぎました。倉田の出したスルーパスが絶妙で、ファビオ・ロペスが持ち味のスピードを生かして追いつくと、走り込んだ山口は完全にフリーでした。この場面では右サイドに大きなスペースが空いていて、高橋峻希が上がっていたところをやられた失点でした。
この試合も思うようにボールをキープできなかったデスポトビッチは想像より早く高崎と交代しました。浮き球の処理なら高崎はデスポトビッチより上で、体の届く範囲に蹴ってくれればだいたいポストプレーはしてくれます。しかし、点を取るという意味ではどうかと思っていましたが、この試合では結果も出しました。
得点経過は事実上原口のゴールと言った方がいいもので、原口がミドルを放ちGKが弾いてポストに当たって跳ね返ったボールを高崎が押し込んだ、高崎にしてはごっつあんゴールです。ただ、FWの場合、点の取れるポジションにいることも重要なので、高崎には次の試合はもっと長い時間チャンスを与えられそうです。
この試合が敗戦に終わったのは、その後の試合運びのまずさでした。残り10分ちょっとで同点なら、慎重な監督ならまず負けないことを考えるはずです。しかし、ペトロは前日会見で話した通り、勝ち点3を取りに行ってしまいました。たぶん引き分けを狙えばできたと思いますが、勝ちに行ったことが裏にスペースを空けて、敗戦という結果につながったと思います。
敗戦の中の光明は、新人小島の活躍です。アビスパ戦で初スタメン出場したときから、そのポジショニングのセンスは評価していましたが、DFラインからボールを引き出せる位置に正確に残っていることで、相手にセカンドボールを拾われませんし、スペースを見つけてドリブルする能力も高いです。守備専門のボランチからスタートした高校の先輩、細貝の一年目より攻撃センスは上で、楽しみな存在です。