Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

神戸戦マニアック分析

2011-08-07 21:35:15 | 浦和レッズ
午前中の記事では触れませんでしたが、この試合を落としたのは前半があまりにも悪すぎたからです。私は浦和サポという目線で見ているので、浦和がボールロストしてから神戸の攻撃に切り替わるところの注意力が足りないので、正確ではないかもしれませんが、神戸はボッティにボールを預けてポポなり吉田なりを走らせるカウンターを執拗に狙っていました。

オフサイドを食らう場面もありましたが、2度も成功すれば神戸としては狙い通りで、一度目はボランチの松岡がうまくドリブルしてゴールライン際まで来ればマイナスのクロスを上げられるので神戸のもので、2点目はロングボールをポポと競った平川がCKに逃げていればなんてことはないプレーでした。

この前半0-2という状況がペトロにギャンブルを打つことを決断させたわけで、しかも鹿島戦、大宮戦と2度も同点に追いついた実績もあれば、私は賛成できないですがマルシオと柏木のダブルボランチで勝負を打ちたくなるわけです。私ならまず直輝out達也inで、25分まで無得点ならマゾーラで勝負と考えますが、ペトロはマルシオと柏木のダブルボランチはあまり怖くないようです。

しかし、DFラインにとっては「それはないよ」と愚痴もこぼしたくなる厳しい布陣で、マルシオや柏木ではドリブラーに対応が効きませんから、どうしてもCBの永田、スピラノビッチのところまで相手が攻めてきます。しかも、サイド攻撃もSBに要求されていますから、平川が引っ張り出されて永田が後ろの広いスペースをカバーする危ない場面も多く、神戸はそこを狙っていました。

神戸が後半、攻勢だったのは必然でもあったわけですが、追いついたのですからペトロ采配は一定の成果は得ました。あのまま0-2で負けるよりは得たものは大きかったでしょう。しかし、これだけは指摘したいのは、加藤のPKの弱さです。山岸がどっしり構えて、去年は鹿島戦でマルキーニョスのPKを止めたりしていた強さに比べると、加藤のPKへの姿勢は軽さすら感じます。

確かに、ルール上、GKはゴールラインの上なら左右に動いてもいいことになっています。しかし、明らかに加藤は動きすぎで、大久保に動きを観察されて見事に逆にゴロで決められているところを見ると、あれではGKとしての能力にはマイナスポイントをつけざるを得ないと思います。
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もたなかった「禁じ手」(8/6浦和対神戸)

2011-08-07 10:27:51 | 浦和レッズ
タイトルの「禁じ手」は柏木とマルシオのダブルボランチのことです。この形はどうしてもボランチの守備力が弱くなってしまうため、数的不利で戦っているようなものです。私はこのダブルボランチは15分しかもたないと思っているので、ペトロが45分この手を打ったのには大いに驚きました。

それでも、田中達也が後半すぐに1点を返したときは追い付けば山田暢久を入れる手もあると少し希望が出ました。しかし、それでも最低でも追いつくまではこのダブルボランチで戦うしかないのは厳しいのは確かで、事実上4トップのような布陣ではボランチより後ろの選手は一つミスしたらアウトくらいのつもりでプレーしないといけないと思っていました。

こういう展開だと、前線で時間を作れるデスポトビッチは鍵になると思っていましたが、この日のデスポトビッチは足元の技術が不安定でした。もともとあまりうまいほうではないという情報は聞いていましたが、トラップミスなども目立ったデスポトビッチは残念ながらチームを助けることはできませんでした。

その代わり、ボールが持てたのは原口と後半から入った田中達也です。田中達也は時にはボランチの位置に帰るなどこの日は完全にMF的な動きを強いられましたが、本来なら得意ではない長い距離を上がるプレーを何度か見せ、浦和の攻めの拠点になりました。

原口の場合は本来のプレーである左MFの位置から中に切れ込んでいくプレーでシュートを狙いました。もっとも、原口に関しては相手も十分に特徴を知っていて、人数を掛けて潰しにきました。PKでももらえれば、相手もそんなに厳しくは来ないかもしれませんが、まだそこまでは行っていない印象です。

マゾーラの同点ゴールは田中達也が起点でした。じっくりボールを持って柏木がシュートを打てるタイミングを計り、相手GKが弾いたボールにマゾーラが詰めたゴールでしたが、これで勝ち点3を狙うか1を狙うか、ペトロがどうするか注目しました。交代枠があと一つ残っていたからです。

その交代枠はデスポトビッチout高崎inでした。山田暢久を入れて守備を固める手もあると思いましたが、ペトロはマルシオと柏木のダブルボランチが怖いという意識はあまりないようです。その不安は最後のロスタイムに現れてしまいました。マルシオがPKを献上して、浦和は粘りこそ見せたものの敗北という結果になりました。1を狙えば取れた勝ち点でしたが、あえて3を狙って敗れたのですから、責任は監督ともいえるかもしれません。
コメント (2)
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