昨日の人身事故で、渡邊千真選手のネタを1日早く出してしまったので、今日はサッカーではないところからネタを持ってきます。来年は南アフリカW杯の年でもありますが、冬季五輪のバンクーバー五輪の年でもあります。
今回はフィギュアスケートやモーグルなどに期待が集まっていますが、今日話題にするのは、かつて荻原兄弟、河野、阿部らが活躍して一時代を築いた、ノルディック複合です。複合といえばソルトレイク、トリノと結果を出していないので、若い方はご存知ないかもしれません。
簡単に言えば、まずジャンプを行って飛距離の差をタイム差に換算して、クロスカントリースキー(距離)を行うものです。全盛期の日本は、1992年のアルベールビル五輪の団体戦で、いち早くV字ジャンプを採用してジャンプの飛距離を稼ぎ、距離が得意な北欧勢が挽回不可能な差をつけて逃げ切り、冬季五輪では20年ぶりの金メダルを獲得します。
その後、1994年のリレハンメル五輪でも個人戦で河野が銀メダル、団体戦でも金メダルを取ります。瞬発力と持久力の両方とも必要なこの競技は「キングオブスキー」と呼ばれ、日本のエース荻原健司は当時の英雄でした。
しかし、スキー連盟のルール改正で、ジャンプの飛距離とタイム差の換算方法が変更になります。距離が始まる時点で後ろのチームにも逆転の可能性を出したいというルール改正で、ジャンプでタイム差をつける日本方式が通用しなくなるものでした。
これが響き、日本の複合陣はしばらく冬の時代が続きます。また、V字ジャンプも今や全世界に広まり、日本の専売特許ではなくなりました。そんな日本複合陣が、久々に明るいニュースを持ってきたのが、世界選手権団体戦の金メダルです。
今の日本複合陣は、距離で戦えなければ世界では戦えないことに気付き、距離主体の代表強化を行ったようです。今回の世界選手権は数チームが団子状態にもつれた展開から、紙一重抜け出した金メダルで、バンクーバー五輪でも本命かどうかは微妙ですが、久々に複合が世界と戦える位置に来たことは明るいニュースです。
今回はフィギュアスケートやモーグルなどに期待が集まっていますが、今日話題にするのは、かつて荻原兄弟、河野、阿部らが活躍して一時代を築いた、ノルディック複合です。複合といえばソルトレイク、トリノと結果を出していないので、若い方はご存知ないかもしれません。
簡単に言えば、まずジャンプを行って飛距離の差をタイム差に換算して、クロスカントリースキー(距離)を行うものです。全盛期の日本は、1992年のアルベールビル五輪の団体戦で、いち早くV字ジャンプを採用してジャンプの飛距離を稼ぎ、距離が得意な北欧勢が挽回不可能な差をつけて逃げ切り、冬季五輪では20年ぶりの金メダルを獲得します。
その後、1994年のリレハンメル五輪でも個人戦で河野が銀メダル、団体戦でも金メダルを取ります。瞬発力と持久力の両方とも必要なこの競技は「キングオブスキー」と呼ばれ、日本のエース荻原健司は当時の英雄でした。
しかし、スキー連盟のルール改正で、ジャンプの飛距離とタイム差の換算方法が変更になります。距離が始まる時点で後ろのチームにも逆転の可能性を出したいというルール改正で、ジャンプでタイム差をつける日本方式が通用しなくなるものでした。
これが響き、日本の複合陣はしばらく冬の時代が続きます。また、V字ジャンプも今や全世界に広まり、日本の専売特許ではなくなりました。そんな日本複合陣が、久々に明るいニュースを持ってきたのが、世界選手権団体戦の金メダルです。
今の日本複合陣は、距離で戦えなければ世界では戦えないことに気付き、距離主体の代表強化を行ったようです。今回の世界選手権は数チームが団子状態にもつれた展開から、紙一重抜け出した金メダルで、バンクーバー五輪でも本命かどうかは微妙ですが、久々に複合が世界と戦える位置に来たことは明るいニュースです。