六月十日の公園

公園に上ると黒い仔がふたり、すずめちゃんとのゑるちゃんでした。



「のゑるちゃん、可愛いね」と、コバスケ。



「あらあら、コバ君って年上のひとがすきなんじゃなかったの？」と、アクアちゃん。



のゑるちゃん、ジルちゃんをクンクン。



あ、エル君と双子ちゃんが来た。
あれ？今日は縦型のベビーカーだ。　新車ですね。



なるほどね、横に並ぶと狭い所が通れないものね。これならスーパーのレジも通れますね。



「あ、ルル姉さん、お久しぶりです」
「このニオイはコバくんね」



アンジュちゃん、なんかアクアちゃんの子供の時に似てきたような。。。



エル君もノエルちゃんもリードを離してもどこへも行かない。　うらやましいなあ。。。



「ノイだってどこにもいかないもんね」



リードを離したら一目散にどこかに旅に出るのはこのふたり。
レオン君、黒柴ののゑるちゃんを、誰かと間違えたかわんわんし始めた。



で、傍によってクンクンすると。。。
「あっ、間違えた、女の子だった。。。」



二代目ジロウはプードルの人懐っこい仔だけれど、初代ジロウは黒柴の男の子らしい仔だった。
レオン君、まさか「あいつ」こと初代ジロウ君と間違えたんじゃないよね。



ワンワンしているレオン君もリラさんが来ると大人しくなる。



「ノイもリラお姉さん大好き」
「そう、ありがと」



「あらあらノイちゃん、面白い座り方しちゃって。。。フフフ」



ＲちゃんとＡちゃん、どんなお嬢さんになるのかなあ。。。



可愛いよねえ～



「高い高いばあ～」
「キャッキャッキャッ」
Ｓ君、楽しそうだねえ。



フリスビーを持ってるパパを見上げるエル君。



「あっ、コットン兄ちゃんっ」
「コバスケ～、聞いたぞ脱走したんだってな」
「ウン、すっごく楽しかった」
「シッ、大きな声で楽しかったなんて言うんじゃないぞ」



「ノエルちゃ～ん、可愛いね」
「コットン兄ちゃん。。。」



「Ｒちゃ～ん、可愛いね」
「キャッキャッ」



「ボクもっ、ボクもコットン兄ちゃんの所に行きたいっ！」
ワンワン吼えるけれど大丈夫かなと思って近づけたら、またまたコットン君の毛を引っ張って抜いてしまいました。
それでも怒らないコットン君、懐がふかいなあ。。。



「ウチのレオン兄ちゃんが毛をぬいてちまってちゅみまちぇん」



今日は雨が降りそうで降らなかった。　明日からはいよいよ梅雨空かしら。



「ママ、ガレージまた開かないかなあ。。。」
こらあ～コバスケ、悪夢を思い出させないでおくれ。



「また旅に出たいよぅ。。。」
ダメです！！