「キョウガノコ」(京鹿子)は、バラ科の半常緑多年草で、
日本原産ですが自生が見られず、園芸種と思われます。
名は、京染の鹿の子絞りに似ていることから、
自宅南東隅に苗を植えましたが、
ナンテン・ススキ・シャクナゲに囲まれた場所です。
南の西洋シャクナゲが大きく成長したため、
日照が極めて少なくなりましたが、
今年もどうにか2本の花茎を伸ばして、開花しました。
ピンクの花穂と掌状の葉が、和の趣を見せ、
茶花にも利用されます。
5月末の開花姿、
午後の短時間の陽を受けて、シマススキをバックに撮りました。
6月初め、明るい緑色の葉と、
小さな蕾が開いたピンクの花をアップで、
6月上旬、朝陽を受けて、
花の終盤です。
ユキノシタ科のヤマアジサイは、
福島県以西の本州~九州に分布する落葉低木です。
アジサイに比べて葉は薄く細長く小型で、
地域による花色花形の変異が多くあります。
「黒姫」(クロヒメ)は、花色が濃い青紫色で、
早咲きの品種です。
庭のオオモミジの樹下に植えて、樹高は80cm位です。
5月下旬から咲きました。
咲き始めの装飾花(4枚の花弁状のガク)はこんな色で、
やがて濃い青紫色に変わっていきます。
中心部にある多数の両性花(オシベ・メシベをもった普通花)は
まだ蕾のままです。
5月末です。中心部の両性花が咲き始めます。
6月上旬です。
周りでサツキが咲いてきて、
装飾花が色褪せてきました。
6月中旬の花です。
自宅から少し離れた住宅跡地が雑草に困り、
果樹を植え菜園に利用しています。
菜園と果樹地の境に自宅庭のイチゴ苗を移植したものです。
自宅菜園周りのイチゴより遅れて、
雑草の中に赤いイチゴが見えてきました。
カラスとムクドリが多く来る所ですが、
スギナなどの雑草に守られての実成りです。
繫茂するスギナを少しかたずけて、撮りました。
6月3日、1回の収穫です。
生では食べず、すべてジャムに加工しました。
玄関前通路の南側には、紅花ヤマボウシ「紅富士」を植えました。
富士山中で採取した種子で、
実生選別を繰り返して作出したそうです。
「サトミ」に比べて苞や葉が細長い特徴があり、
樹幹を覆うように咲く多花性です。
5月上旬、開花してきました。
咲き始めの苞の色は、黄緑色が残ります。
5月中旬、
その4日後、
5月下旬の花姿です。
花弁に見えるのは4枚の総苞片で、その中心に花蕾があります。
本来の花が開いてきます。 黄緑色の小さな4弁花です。
6月中旬です。
苞を散らし、花弁も散らして、小さな集合果が残りました。
秋の紅葉も、「サトミ」とは違った趣になります。
元はHCで買ったイチゴ苗をプランターで育てたものですが、
病害虫や鳥に食われて収穫出来ず、
ツルを伸ばして、勝手に庭に出て世代交代してきました。
自宅敷地では、菜園周りの雑草の中で開花し実を着けました。
4月上旬の花、
5月中旬の実成り、
5月下旬の実成り、
収穫例です。 まとめて後日、ジャムに加工しています。