「サキガケアヤメ」(魁文目、魁綾目)は、
地中海~西アジアが原産で、
花期がアヤメより早く、青紫色の花を咲かせます。
外側の花弁基部に黄色い網目模様が入ります。
玄関前通路北側、ヤマボウシとツツジの間で群落を作っています。
5月上旬の咲き始め、
5月中旬の花、
その2日後、
5月下旬の花、
「古都の香り」(コトノカオリ)は、
盃状咲きの濃い桃色花で、極小輪ですが多花性です。
4月中旬の蕾から、開花へ、
4月下旬の花です。
「ヤブカンゾウ」(藪萱草)はツルボラン科の多年草で、
オレンジ色で大きな八重の花を咲かせます。
原産は中国の帰化植物で、3倍体のため結実はしませんが、
ランナー(匍匐茎)を出して殖えます。
若葉は食用に、根は漢方薬(萱草根)に使われます。
近所の知人が施設に入る時、
ヒマラヤユキノシタと一緒に2株頂いたものです。
庭の西側の2か所、雪柳とキンモクセイの樹下に植えました。
7月上旬の花、
7月中旬の花、
その5日後の花、
「ムシトリナデシコ」(虫取り撫子)はナデシコ科の越年草です。
ヨーロッパ原産で、江戸時代に観賞用に移入され、
野生化した帰化植物です。
30~60cmの茎上部に、花径1cm程の濃いピンクの5弁花が咲き、
花の下方の茎に、茶色く粘液を分泌する部分があります。
柴犬と散歩していた頃、道路脇に咲いていたので、
種を採取し庭の通路脇に蒔きました。
多年草ではないので、年々自然実生で移動し、いつの間にか消えました。
近くの住宅跡地を、果樹と菜園に利用していますが、
その菜園脇で隣家との境界に毎年開花しています。
6月下旬の画像です。
花は現在も、名残り花が咲いています。
蟻が粘着した部分をアップして見ます。
虫が付着しても、栄養として吸収することは無く食虫植物ではありません。
授粉の手助けにならないものを、花から遠ざけるためでしょうか。
「シャガ」(射干)はアヤメ科の常緑多年草で、
中国原産の帰化植物です。
根茎が横に這い群落を形成しますが、
3倍体のため、種子が出来ません。
町内の知人が自宅を処分し施設に入られた時、
いただいた株が殖えました。
自宅西側と北側の日照が少ない所です。
4月中旬の蕾、
4月20日の花、
4月下旬の花、
その4日後、
5月上旬の花、自宅北側の通路です。