「サツマイモ」(薩摩芋)はヒルガオ科で塊根を食用にします。
朝顔の仲間で、過去に一度花を咲かせたことがありました。
窒素固定細菌との共生で、やせ地でも育ち、追肥などしません。
コロンブスから、インド、中国を経て薩摩に伝わったことが名に、
毎年、空き地に1畝、HCから苗を購入して植えています。
品種は、関東で人気の「紅あずま」です。
5月11日、少し根が出た苗を植え付けました。
植えつけ時にはたっぷりと水やりしました。
10日後の5月下旬、苗が全て活着しました。
サツマイモ畝の右(東側)は、ニンニク畝とジャガイモ畝です。
6月中旬です。
この後6月末にニンニクを収穫し、8月初めにジャガイモを収穫しました。
画像が無いですが、サツマイモは両隣の畝にもツル葉を広げて繁茂しました。
前年のこぼれ種からコスモスが芽生えてきましたが、放任しました。
10月下旬、畝の両端の1株ずつを試し掘りしました。
上は畝の北端、下が南端の1株分です。
翌日、残る全ての株を掘り出しました。
上は南から、下は北側から撮りました。
収穫したイモは、すぐには食べず、2週間~2カ月貯蔵した方が、
デンプンが糖質に変わり、甘くおいしくなります。
「ミズヒキ」(水引)はタデ科の多年草で、全国各地に自生します。
庭を作り変えた後、勝手に芽生えてきたものです。
茎頂や葉腋から長さ20~40cmの花穂を伸ばして、
小花を疎らに付けます。
花の上半分が赤色で、下半分が白色なので
→祝い事や進物用に使われる「水引」の名に、
花径2~3mmで、花弁は無く、花弁状のガクが、深く4つに裂け、
オシベは5本、メシベ1本です。
9月中旬、蕾が開き始めました。
菜園脇のニラとハナトラノオの間で、
9月下旬の開花です。
10月上旬の花、
10月中旬、メシベは花後も残り、先が二又の鈎状になります。
種は俗にいうヒッツキ虫の1種で、
メシベの先端が動物の毛などに引っかかって、
種が遠くに運ばれます。
10月下旬、たくさんの種を付けたミズヒキの群落、
脇を通る私の衣類にも引っ付くので、
庭のミズヒキ全てを刈り払います。
姿、性質ともに野趣に富み、茶花としても好まれる野草です。
「ギンモクセイ」(銀木犀)は、中国原産でモクセイ科の常緑小高木。
本来は、単にモクセイというとギンモクセイを指し、
キンモクセイは、このギンモクセイの変種です。
庭の南西、歩道に面した塀際に植え、
まだキンモクセイほど大株ではありません。
秋に白花(淡いアイボリー)を咲かせますが、
花数も香りも、キンモクセイより少なめです。
10月上旬の蕾、
10月中旬、開花です。
この北側に植えたキンモクセイとほぼ同時のに開花でした。
その2日後、満開の花です。
キンモクセイに比べて、花が長持ちせずに、
この後一斉に散り落ちました。
「ナンバンギセル」(南蛮煙管)は、ハマウツボ科の寄生植物で、
葉緑素を持たず、イネ科やショウガ科などの根に寄生する1年草です。
花姿を、かつて南蛮人と呼ばれたポルトガルやスペイン人の船員が
くわえていたマドロスパイプに見立てたネーミングです。
庭にイトススキや縞ススキ、ヤクシマススキを植えてます。
東庭の赤松の南、ヤマボウシ・サトミとの間に植えたイトススキで、
毎年生えるナンバンギセルです。
8月中旬の花は、自然実生で咲いた花です。
8月下旬、昨年採取した種子を株元に蒔き付けるのが遅れ、
ようやく蕾が立ち上がってきました。
9月上旬に開花した花、
その5日後、
9月下旬、遅れて咲いた1輪、
イトススキの丈を大きくしたく無く、夏前に茎を剪定してあるので、
ススキの穂はまだ出ていません。
「キンモクセイ」(金木犀)はモクセイ科の常緑小高木です。
中国南部原産で、江戸時代に渡来しました。
庭の南西に植えた苗木が大きく成長しました。
秋に小さいオレンジ糸の花を密に咲かせ、芳香を放ちます。
10月10日の小さな蕾、
10月中旬に開花し、強い香りを放ちました。
その2日後、
更に2日後、 南側歩道から見て、
東側の菜園から見て、
満開の花アップ、
花はあまり長持ちしないで、一斉に散ってしまいました。
雌雄異株ですが、日本には雄株しか入ってないので、結果はしません。