小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

「在る神」と「成る神」。

2016年05月04日 | 小網神社教学 2
熊本地震から何週間かが経った。
犠牲になられた多くの方々に哀悼の念を捧げたい。

連休期間中にもかかわらず、多くの方が復興支援のボランティアに参画されているという。
こういう報に触れると、日本もまだまだ捨てたものではないと思える。
しかし県内では依然余震が続いており、多くの方々が未だ不安な日々を過ごされている。
一日も早い地震の終息と、復興にむけ、自分には何ができるのかを考えたい。

神道の神々は、キリスト教のGODや、仏教のブッダのような宇宙を創生された存在ではないといえる。
それは日本最古の歴史書であり神話でもある古事記のくだりを観ても明らかだ。
天と地とが開けしときに、お生まれになった神が「天御中主神」で、つまり神々の御誕生は自然現象とともにある。
神道の神々は、「在る神」ではない、という神道神学者もいた。

その論理からすれば、神は地震や台風被害などの天災も含めたさまざまな自然現象を支配する存在ではないといえよう。
完全無欠で唯一絶対な存在ではないということになる。
「神は人の敬によりその威を増す」という御成敗式目の言葉通り、神道の神は人びとの祈りによってその御神威を発揚させるべく「成る神」である、ということなのだ。
一日も早く天災を収束させるべく、真摯な気持ちで祈りを捧げつつ、人として何かできるのかを自問していきたいと思う。



 小網神社御鎮座五五〇年記念大祭
期日 平成28年5月27日(金)、28日(土)
○例大祭(社殿にて祭典を行います。神輿の渡御はありません)
 5月27日(金)
  干支絵馬頒布 午前9時(数に限りがあります)
  例大祭式 午前11時
  本社神輿御霊入式 午後6時

○神幸祭(神輿が氏子区域=小網町内を練り歩きます)
 五月二十八日(土)
    発輿祭 午後12時半
    宮 出 午後1時
    宮 入 午後6時
    帰輿祭 午後6時半
    

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