小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

人の生死。

2015年08月21日 | 小網神社教学
神道では、生死について、人の命は親から与えられ、一生を全うして、親の元ヘ帰ると説いてきました。
独でこの世に生まれ、独りでの世を去っていきます。
生あるものはすべて終わりがあり、例外はありません。
この現実を、生あるものすべてが享受せねばならず、そのうえで、今只今の人生の生き方を、考えるようになるのです。
常に死を意識した生と、死を先送りした人生では、死についても、人生について、かなりの聞きがないでしょうか。
死はさまざまな形でやってきます。
普段から死を意識し、生きることはたいへん重要なのではないかと思います。
先日、参拝に来られたお年寄りに、死について尋ねると「このことは、私の中で片付いております。いつお迎えが来てもあわてません。」とおっしゃっていました。
「心の長寿」を得た人柄に、大切なものを学んだ気がいたします。

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