たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「キタキチョウ」と萩の花

2022年10月22日 | 花と昆虫

 

秋の花「萩」にとまり吸蜜する「キタキチョウ」 

(千葉市内 「県立青葉の森公園」にて 2022.10.21 撮影)

 

「キタキチョウ」は写真のように鮮やかな黄色が特徴的で

翔の表側が細かい黒点以外はほとんど黄色の「秋型」と

 外側が黒い縁どりのある「夏型」に分かれる。

 北海道を除く本州・四国・九州に生息する。

 

去る8月から10月まで長期間ブログをお休みしました。

夏場の猛暑とコロナ禍蔓延で撮影旅に出る機会もなく

いつしか後期高齢年数も進み、身の回りの不要物の片付けなど

連日のように取り組み千葉市から出ることもないほどでした。

更には6月下旬に誕生日を迎え運転免許更新をどうするかと

ずいぶん思い悩んだ末に結局運転免許の返納を決心し

55年間の車生活に別れを告げることになりました。

 

以後これまで約4ヶ月間は自転車と徒歩で動きまわり

千葉市内のいくつもの緑豊かな公園などを歩き回りました。

いつも忘れずに歩数計を携帯して

ほとんど毎日5000~10000歩を歩きました。

最近ではかなり足腰が丈夫になったことを実感しています。

 

申し遅れましたがこの間も多くの方々にご訪問いただきまして

ほんとうにありがとうございました。

今後コロナ禍も下火が続くようでしたら

列車やバスを利用して撮影旅にも出かけたいと思っております。

 

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残暑の庭園散歩(9月24日)

2021年09月26日 | 花と昆虫




「シロバナハギ(白花萩)」(千葉市都市緑化植物園にて)

マメ科ハギ属の落葉低木で花期は7~9
 萩は秋の七草の一つで万葉の花として親しまれている。

 薄紫の萩が普通だが、白い花を咲かせる白萩は
 主に本州中部日本海側の多雪地帯に分布する。

秋分の日も過ぎたというのに暑い暑い一日
気温は30℃を超えていた!

 木陰に入りカメラを構えると涼風が心地よい。







「スイフヨウ(酔芙蓉)」

アオイ科フヨウ属の落葉低木で中国・台湾・日本原産

花色が白から次第にピンク、赤へと変化していく姿が
酒に酔って顔が赤くなる様を思わせることから
名付けられた。花期は7~10月頃

朝のうちは白い花が昼頃にはピンク色になり、午後には
 徐々に濃いピンク色となってしぼんでいく「一日花」。
それでも蕾がたくさんついていて長く楽しめる。

花ことばは「心変わり」「繊細な美」「幸せの再来」等







「カリガネソウ(雁金草)」(夏から秋にかけて咲く花)

 花の形が「雁」に似ることから名づけられたという。
(*別名「帆掛草」は「帆掛け舟」を思わせることから)

吸蜜している昆虫は「ヒメクロホウジャク」
スズメガ科ホウジャク亜科の昆虫

花から花へと忙しく蜜を求めて飛び回る。
ホバリングが得意でぴたりと静止して吸蜜する。

千葉市都市緑化植物園内にカリガネソウ群生地があり
白い花と青い花の株が混じっているので
 毎年この季節に撮影するのを楽しみにしている。







「ハイビスカス」の花

アオイ科フヨウ属の落葉低木で花期は夏から秋
原産地はアジア南部・ハワイ

「ハイビスカス」が「酔芙蓉」と同科・同属の仲間
ということを初めて知った。

「ブッソウゲ(仏桑花)」という別名がある。
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「ハンゲショウ」咲く頃

2021年06月26日 | 花と昆虫


「ハンゲショウ」(半夏生・半化粧・片白草)

ドクダミ科ハンゲショウ属の多年生山野草で日本原産
草丈は60~80cmで花期は6月下旬~7月上旬頃
山あいの水辺などに群生する。
*「半夏生」は一年間の真ん中ごろに咲くことから
暦の上では「半夏生」=7月2日または1日
夏至(6月21日)から11日目を指す。

   *「半化粧」は花期に上の葉が徐々に白くなることから。
   *「片白草」も同じ様に葉が部分的に白くなることから。

花穂はひも状で上に伸び、穂先が垂れ下がる。
それを囲む上の緑の葉だけが徐々に真っ白になる。







ところで上の葉だけが白く変色するのは不思議です。
この奇妙な植物をくわしく調べてみると・・・
それは紫陽花などの装飾花の役割と同様のものでした。

(*つまり半夏生も紫陽花もともに「虫媒花」で)
昆虫たちは目立つ真っ白の葉に誘われて集まり
目立たない花穂に気づいて花粉を雌しべに運ぶ!!

額紫陽花の装飾花に誘われて昆虫たちが近づき
 無数のとても小さな花に気づくのと同じでした。

*またもう一つ不思議なことに、昆虫たちの役割も済み
一年の中ほどの「半夏生」の季節も過ぎると
真っ白だった上の葉は徐々に(お化粧を落として)
元の濃い緑色になり花穂も枯れてしまうのです。

*「半夏生」の花言葉:「内に秘めた情熱」「内気」
そして一年のほぼ真ん中、7月1日の誕生花






「半夏生」を撮った公園で撮影した写真3枚を追加します。

(*撮影場所:千葉市緑区「泉谷公園」)


初めて見た「ウワミズザクラ(上溝桜)」の種子


 その花もこの春初めて見かけて撮影しました。↓
花は千葉市若葉区「平和公園」で撮影(再掲)

今頃平和公園でもこの実が見られるでしょう。






「ウワミズザクラ(上溝桜)」の花(4月11日更新記事)







6月20日の記事に掲載した「ハナバチ(花蜂)」の一種

 装飾花のおかげでちゃんと小さな花の上で吸蜜しています。
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まだ若い紫陽花に花蜂

2021年06月20日 | 花と昆虫



関東地方も雨が多くなり紫陽花を楽しめる季節となった。
日当たりの良い所ではもうほとんど満開になっている。
木陰でまだ咲き始めの紫陽花を見て楽しむことにした。

ふと見ると小さな花蜂が装飾花にとまっていた。
昆虫を呼ぶための装飾花もまだ満開ではないが
それでもちゃんと役割を果たしたようだ。😀 

装飾花に囲まれた無数の青い花のほうはまだ蕾が多い。
花粉も少なくよい香りもまだ発していないのだろうか。

「ハナバチ」(花蜂・英名=Bee)とは

ハチ目ミツバチ上科の昆虫のうち幼虫の餌として蜜を蓄える
種の総称で、ミツバチ、クマバチ、マルハナバチ等々。
いずれも農業用には受粉役を担ってくれることから
「益虫」の役割を果たしているが、とりわけ「蜜蜂」は
    「蜂蜜」を採取するために「飼育」されるようになった。





木陰のためまだやさしい色合いの若い紫陽花の花を
楽しみながら散策した。













わずかに残っていた朝露が光っていた。





だんだんと色づいていく淡い色彩がとても美しい。




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「小手毬」と「天道虫」

2021年04月21日 | 花と昆虫

(千葉市都川水の里公園で撮影)

「コデマリ(小手毬)」バラ科シモツケ属の落葉低木
開花期:4~5月中旬頃   中国から渡来

小さな花が丸く集まり手毬のように咲くことから名づけられた。
枝は弓状に垂れ下がる。活け花、茶花としても利用される。

花言葉:「友情」   4月2日の誕生花
 




「手毬」のつく花で似た花が他にもある。

「オオデマリ(大手毬)」 と 「ヤブデマリ(藪手毬)」

どちらも純白の花房をたくさんつけ似通っている。

「オオデマリ」はその名のとおり花房がかなり大きい。

また「ヤブデマリ」は中くらいの大きさといえるが
この二種の植物分類はバラ科の「コデマリ」と異なり
スイカズラ科ガマズミ属の落葉樹となっている。





「コデマリ」の花咲く散歩道





新緑がきれいなイロハモミジの木陰に咲くコデマリの花





ふと見ると、コデマリの小さな花房にテントウムシが!!
近寄らずに望遠レンズでのぞいてみると・・・
夢中でとても小さな花の蜜を吸っていてかわいらしい。

これは初めてのシャッターチャンス!
手ぶれしないように一脚を使い慎重に撮影した。

大きな七つの黒い斑点が目立つ「ナナホシテントウ」
各種のテントウムシの中でもいちばん人気がある。

だがこの種だけは体液が有毒で天敵の鳥たちが食べない。

ところが「アブラムシ」を好んで食べてくれるので
人間にとってはありがたいことに「益虫」となっている。

*清楚なコデマリの花とかわいいナナホシテントウ*

この日のカメラ散歩ではとても楽しい出会いがあり
新緑に包まれてさわやかなひとときを過ごすことができた。

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ノコンギク(野紺菊)

2020年10月29日 | 花と昆虫




「ノコンギク」は日本各地の山地から低地の草原に見られる
キク科シオン属の多年草でいわゆる「野菊」の代表種。
開花期:7~10月   花色:白・ピンク・濃淡紫色
花びらが不規則に並んですき間があり一目でわかる。

右上の花に小さなハチがとまっていた。
ハチの種類は国内だけでも4000種以上といわれている。
蜂図鑑で探してもなかなかわからないことが多い。






散歩中にまた蔦にからまって咲くノコンギクを見かけた。
今度は黄色い蝶がとまって吸蜜していた。

この黄色い蝶の名も図鑑で確認したところ
翔に小さな黒点があり「キチョウ」であることがわかった。
「モンキチョウ」は翔の表に黒い縁どりがあり見分けやすい。

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「ガガブタ」の花とヤマトシジミチョウ

2020年10月04日 | 花と昆虫


  

「ガガブタ」の花と「ヤマトシジミ(蝶)」

「ガガブタ」:ミツガシワ科アサザ属の水草(多年草)

湖沼、ため池などに自生し地下茎を伸ばして繁殖する。
世界の温暖域や国内では北海道を除く全域に分布する。
湖沼などの減少により準絶滅危惧種に指定されている。

花期は7~9月で葉は写真で見るようにスイレンに似ている。
純白の五弁花で全面に白い毛が生えているように見える。
黄色のシベが目立っている。

「ヤマトシジミチョウ」:シジミチョウ科ヒメシジミ亜科の一種

前翔が広がった時の長さは9~16㎜と小型の蝶で
北海道を除く本州から沖縄まで分布している。
図鑑を見ると「シジミチョウ」の種類は70種を超える。
ヤマトシジミ・ルリシジミ・ベニシジミ・ミニシジミ等
生活圏のあちこちでも普通によく見かけられる。

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