たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

雨の八ッ場あがつま湖

2020年07月08日 | 群馬県


八ッ場(やんば)ダム・八ッ場あがつま湖風景

長野県軽井沢「白糸の滝」撮影後、群馬県長野原町北軽井沢の
これまで何度か撮影した「浅間大滝」「魚止の滝」へ向かった。
入口駐車場へ着いて驚いたことに両方の滝道入り口には
「立ち入り禁止」の看板が出されてロープが張られ
「台風被害で倒木多数、滝道危険」と記されていた。
まだ早朝だったが、駐車場には工事用車両が数台並んでいた。

やむをえず北軽井沢を後にして沼田・渋川方面へ向かうことにした。
途中に群馬県吾妻郡長野原町「道の駅八ッ場ふるさと館」がある。




道の駅裏手の大橋歩道脇「八ッ場ダムと不動の滝」案内版



道の駅裏手の大橋から望む「八ッ場あがつま湖」上流風景

湖底には名湯「河原湯温泉」街と340世帯の民家が水没している。
1952年(昭和27年)       八ッ場ダム建設計画発表
1986年(昭和61年)          ダム建設基本計画策定
2015年(平成27年)    八ッ場ダム建設工事開始
2020年春(令和 2年)      八ッ場ダム工事竣工

建設計画発表から工事完了までおよそ68年間もの長い年月
特に地元長野原町を中心に強い反対運動が続けられ
一時期政権交代などもありさまざまな紆余曲折を経て
2020年の竣工に至った経緯に関する掲示・資料は
  湖畔の道の駅「八ッ場ふるさと館」内で見ることができる。  



八ッ場あがつま湖畔 「不動の滝」 (落差90m)

ダム湖畔の橋のたもとには不動堂があり、その背後の急峻な
谷筋を落差90mもの「不動の滝」が流れ落ちていた。
美しい滝の流れを見つめながら
昭和27年から平成を経て令和2年春までの約68年間もの
人々の長い苦難の歴史に思いを馳せ立ちつくしていた。

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「夢のせ橋」と「ほほえみ橋」

2020年07月02日 | 群馬県


「夢のせ橋」



「ほほえみ橋」

群馬県安中市旧国道18号沿いの碓氷湖は、碓氷峠を流れる
碓氷川の砂防ダム(坂本ダム)建設によるダム湖で
碓氷第三橋梁(めがね橋)から1 km下った位置にある。
湖畔には一周約1.2 kmの遊歩道が整備されている。
10月上旬頃からの紅葉の季節は特に美しい景色が広がる。

駐車場からは湖畔の二ヶ所に姿の美しい煉瓦色の橋が見える。
右手奥には五連のアーチ橋  「夢のせ橋」
正面には二連の橋  「ほほえみ橋」
アプト式鉄道の煉瓦造りの橋梁をイメージして設計されたという。
「めがね橋」と並んで人気の観光スポットになっている。

天気がよければ湖畔の遊歩道を一周したかったが
この日は一日中雨が降り続いた ☂
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碓氷峠第三橋梁「めがね橋」

2020年07月01日 | 群馬県



朝からの雨に濡れる「碓氷第三橋梁」(通称「めがね橋」)



中央の橋脚下の案内板

碓氷峠を車で上り下りする時はいつもこの橋の上に上がり
昔の旅を懐かしみながら特に紅葉・新緑シーズンの絶景を楽しむ。




煉瓦造りの美しいアーチ橋の姿は見飽きることがない。




横川ー熊ノ平間のよく整備された遊歩道「アプトの道」が
鉄道ファンだけではなく多くの人に愛されている。




約200m坂道を上がった道脇に広い駐車場が整備されている。

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谷川岳天神平スキー場へ - II

2020年02月03日 | 群馬県


 谷川岳天神平スキー場ロープウェイ土合口駅(標高746m)から約10分で天神平駅(標高1319m)に着いた。標高差573mを一気に上がってきたことになる。ゲレンデにはリフトが5基あり、10本のコースがある。天気の良い日には上越国境の山々の絶景を眺めながら快適な粉雪・新雪の斜面でスキーを楽しめる。さらに超上級者だけが楽しめるゲレンデからロープウェイ沿いの谷筋の長いエキスパートコース(下山コース)もある。
 前日は晴天でもロープウェイが故障で一日不通となったのが悔やまれるが、この日は風が強くてリフト乗り場の少し上はまったく見通せないほどの吹雪となっていた。




 ゲレンデにはほんの数人のスキーヤーの姿しか見当たらなかった。初めて訪れたスキー場でも好天ならゲレンデの様子はよくわかりコースを選んで楽しむことができるが、今回はどのリフトに乗ればよいのかも見当がつかなかった。たまたま真ん中のコースを見事に滑り降りてきたスキーヤーが目の前に止まり、リフト上部のゲレンデの様子を聞いてみた。「初めてならちょっと危ないところもあるので一本目はあの左手のリフトがいいね。上は吹雪で先がよく見えないからリフト沿いからあまり離れずゆっくり滑ったほうが安全。雪質は新雪で問題ないよ。」と親切に教えてもらい、まったくその通りにゆっくり慎重に一本目を無事滑り降りることができた。一年ぶりにいきなりではなく、前日みなかみ高原スキーリゾートで滑り込んだのが幸いだったと思う。




 無理して上級コースには入り込まず、初級・中級コースをほんの数回だけ滑ってからレストランでゆっくり休憩した。「舞茸天ぷらそば」がなんとも美味しかったのが忘れられない。できることなら来年また天気の良い日にここで滑り、写真もたくさん撮りたいと思う。


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谷川岳天神平スキー場へ - I

2020年02月02日 | 群馬県


  前日の1月26日は谷川岳天神平スキー場へ上がるロープウェイが終日故障で動かず、みなかみ高原スキーリゾートで初滑りを済ませた。翌日は朝からロープウェイが気にかかり朝食後に電話で確かめたところ、幸い故障から復旧して運行開始になったことがわかった。湯檜曽温泉の宿の駐車場に出ると昨日とすっかり変わって一面の雪景色となり、車には約5㎝ほどの雪が降り積もっていた。フロントガラスのカバーを外し屋根などの雪も除いてさっそくロープウェイ乗り場に向かって出発した。前日谷川岳遠望写真を撮影した湯檜曽川公園に立ち寄り、雪雲で谷川岳の姿も見えず河原には積雪も見られる湯檜曽川の写真を一枚撮影しておいた。



谷川岳・ロープウェイ・天神平スキー場の見取り図

 ロープウェイ乗り場へ上がる坂道もすっかり雪道となり、この冬初めてスタッドレスタイヤのありがたさを実感しながら走った。朝一番に駐車場ビルに入り6階の切符売り場からロープウェイ乗り場へ向かった。係員から午後には天気予報どおりに吹雪が強くなりロープウェイも運行できなくなる可能性もあるので、午前中に無理のないように気をつけて滑ってほしいという話があった。
 [参考] ロープウェイ全長約2400m・約10分、天神平駅 標高1319m、リフト上天神峠 標高1502m、(登山道約2時間半) 谷川岳山頂 標高1977m(日本百名山) *「遭難者が世界一多い山」としてギネス認定されている。




 まだ朝も早く天気予報もよくなかったのでスキー客は少なく、このロープウェイの便は乗客一人だけで前後左右の景色を眺めることができた。雪は降り続き時おり風も強くなる。スキー場ではガスや吹雪で見通しもきかず慎重に動かなければいけないという予感がした。




 途中で急な斜面を流れ落ちる沢が小さな滝になっているのに気付いた。とっさに窓に曇りや傷の少ない場所を探して小さなカメラで急いで撮影した。錦秋の季節にはロープウェイ沿いの景色は息をのむほど美しいにちがいない。ぜひまた秋に訪れたいと思った。


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みなかみ高原スキーリゾートへ 

2020年01月30日 | 群馬県

2020/1/26 撮影 群馬県みなかみ町湯檜曽川の彼方に谷川岳を望む


谷川岳ロープウェイ乗り場への最後の坂道直下にある土産物店の屋根にも雪がない。

 未明に千葉市を発ち50年近くもスキーを続けてきてまだ一度も滑ったことのない谷川岳天神平スキー場へ向かった。この冬はどこも雪が少ないことはよくわかっていたが、上越国境に近づくみなかみ町に入っても道路にはまったく雪がない。谷川岳下の湯檜曽温泉郷辺りにも積雪は見当たらない。湯檜曽川の畔の湯檜曽公園に差しかかった時、左手はるか彼方に真っ白に雪化粧した谷川連峰が美しい姿を現した。迷わず公園の駐車場に入り、しばらく河畔に立って美しい眺めを楽しみながら何度もシャッターを切った。まもなくあの谷川岳直下の天神平で滑ることができると思うと胸が躍った。
 そこからはそれほど時間もかからずロープウェイ乗り場のある6階建てのビルが見えてきた。ほとんど車が見当たらない4階に駐車して6階の切符売り場へとエレベーターで上がって行った。ところが、混みあっているはずの6階はがらがらで人影も少ない。切符売り場に行列もできていなかった。ありがたい絶好のスキー日和にどうしてこんなに空いているのか不思議に思いながらしばらく周りの様子を見ていた時、案内放送が流れた。なんという不運だろうか、この日は早朝からロープウェイが故障でまったく動いていなかったのだった。千葉から群馬県の山奥めざしてひたすら運転をしていたので、途中ホームページでロープウェイ運行状況を調べるようなことは思いもよらなかった。窓口で修理状況を訊ねると、まだ原因がわからず修理は長引いてしまうかもしれないということだった。一時間くらいは待ってみたがなんの進展もなかった。このままだと一日まったく滑らず終わってしまうかもしれないと思い、やむをえず数あるみなかみ高原周辺のスキー場の中で天神平にそれほど劣らない標高があり、上越国境の連山が見渡せる絶景も楽しめる「みなかみ高原スキーリゾート」へ向かい、翌日谷川岳ロープウェイが動いていればもう一度宿からも近い天神平スキー場へ向かうことに決めた。



 ロープウェイ乗り場からまた急な坂を下り、午前中に谷川岳を撮影した湯檜曽川公園駐車場に入り谷川岳を見上げた。日差しの角度も変わってまた一枚目の写真とはまったく雰囲気の違う写真を撮影することができた。



みなかみ高原スキーリゾート四人乗りリフトコース上部からの絶景


 みなかみ高原スキーリゾートはみなかみ町の最深部で、そこへ到達するまでにいくつものスキー場の案内看板を見ながら奥地へと車を走らせる。どこのスキー場周辺も雪は少なく、ほとんど例年のような営業はできないような状況であることがよくわかる。道路の積雪はほとんど見られなかった。かなりの距離を走って都会的な雰囲気の高層ホテル兼スキーハウス前の駐車場に到着した。このスキー場はホテル周辺に家族連れで楽しめる安全なゲレンデもあり子供たちの姿も多い。ロープウェイはないが、最下部からの四人乗りリフトに乗ると下りはとても長く、変化に富んだ中級以上のなかなか骨の折れるコースになる。新潟県との県境の真っ白な山々が見渡せる絶景も楽しむことができる。





 みなかみ高原スキーリゾートのイメージキャラクターにはポケモンキャラクターが採用され、ゲレンデ内のあちこちで孫たちも大好きだったピカチュウをはじめとするたくさんの懐かしいキャラクターと出会えるのが楽しい。
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