たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

雨の紫陽花園

2019年07月07日 | 写真
 
2019.7.5 千葉県袖ヶ浦市袖ヶ浦公園内にて

 「アジサイ(紫陽花)」(Hydrangea):(別名「七変化」など)日本原産の落葉低木で世界中で広く親しまれている。梅雨時に咲く代表的な花木。園芸種を含む品種はとても多く、花の色あいや形状も変化に富んでいる。説明を簡単にまとめるのは難しい。日本でもっともよく見かける一般的なアジサイは「ガクアジサイ」と、上の写真のような「手まり咲きアジサイ」で、「ガクアジサイ」は装飾花が額縁のように花を囲んでいるのに対して、「手まり咲きアジサイ」は文字通り球形の花序で、花弁は変化してすべて装飾花になっている。
 花の色は土壌の酸性度に影響される。青色系のアジサイは酸性土壌で、赤色系は中性から弱アルカリ性土壌でよく発色する。
 



 千葉県袖ヶ浦市内の袖ヶ浦公園は各種施設の充実した広大な公園で、花菖蒲が咲き終わったこの時期には、小高い丘の上の展望台までの曲がりくねった上り道の脇に例年7月中旬ごろまでたくさんの紫陽花が咲き揃っている。全体的に青い花が多い。


 
 *花言葉は花色によって異なる。 *白花=寛容 *青色=忍耐強い愛・無常 *ピンク系=元気な女性・強い愛情  
                                    


 坂道の入り口で急に雨が降り始めた。すぐ下の駐車場に戻り三脚は持たず大き目のビニール傘を差して歩き始めた。やはり紫陽花には雨がよく似合う。ふと昨年7月6日の西日本豪雨による大災害の記憶がよみがえった。今年は梅雨期に雨が多いように感じる。台風シーズンに入るこれから先、昨年のような災害のないことを祈らずにはいられない。



 
          紫陽花の 末一色と なりにけり   小林一茶
          紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘    正岡子規
          紫陽花や 帷子時の 薄浅黄     松尾芭蕉 (注)帷子(*かたびら=夏用の衣)




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