たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

会津高原たかつえスキー場

2019年03月01日 | 写真

2019.2.26 撮影

 福島県南会津では最大の規模を誇る「会津高原たかつえスキー場」に向かった。このところすっかり春めいて雪不足のスキー場が多くなっている。栃木県那須塩原市からの道中は道路にはまったく積雪が見られなかった。それでも峠を越えて福島県に入ると、辺りの山肌や川岸には残雪が見られるようになってきた。桧枝岐・尾瀬方面へと続く国道352号脇に車を停めてスキー場を見上げると、山頂からのダウンヒルコースから下部のすべてのコースに十分雪があるように見えた。空はよく晴れていて南会津の山々の展望も楽しむことができそうで心が躍った。


山頂からの大展望。右奥はるか遠く尾瀬の燧ケ岳がかすんで見える。


 初めて訪れたスキー場なので、まずはリフトを乗り継いで山頂まで上がってみることにした。ゲレンデ最下部のリフトから山頂まではずいぶん距離がある。ダウンヒルコースで最長距離はおよそ5000m。ゲレンデ最高地点標高1650mから標高差707mものコースを滑り下りることになる。コースもあわせて14本あって変化にも富んでいる。このコースを楽しむには相当の脚力と体調管理が欠かせないことがわかる。厳寒の日ならなおさらだと感じる。



 頂上でゆっくり休憩時間をとりスキーを外して辺りを散策し360度の展望を楽しんだ。会津北方の山々も気温が緩んでいてかすんでいた。ふと感じたのだが、このビッグゲレンデにもし山頂まで一気に上がれるロープウェイがあったらどうだろう。おそらく四季を通じて混雑するだろう。だが現状ではたとえば頂上で写真を撮るためだけに冬場に往復リフトを乗り継ぐことはとてもできない。とにかく長いコースを無事に滑り降りることができなくなれば、もうこの絶景を見ることができないのが残念だと思う。頂上からはるか最下部のスキーハウスを眺めてみると、このスキー場にあまりに長いロープウェイを設置するのはとても無理なのだろうと推測できる。




 頂上からすこし滑り降りた地点ではるか彼方を見渡すと、冠雪した尾瀬の燧ケ岳がうっすらと見えてきたので一枚記念に撮影しておいた。



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