内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

来年度後期研究休暇取得、ひときわ心の軽いこの初夏

2023-06-28 21:38:36 | 雑感

 六月二日、今年一月に申請した来年度後期の研究休暇(congé de recherche)願いが承認された。ストラスブール大学に赴任して今年度末で丸九年になるが、十年目にしてやっと取得できた長期休暇である。
 この休暇が取得できたことで、来年度後期の授業担当を免除されるだけでなく、規則上、年間最低義務時間数192時間の半分までしか授業が担当できなくなる。私の場合、その最低義務時間数をかなり超える時間数をずっと担当してきたし、特に前期に担当している科目が多かったので、前期担当分も減らさなくてはならない。具体的にいうと、来年度担当するのは、前期に、学部の授業2コマ半、修士の演習二つだけになる。
 前期より後期に取得するほうが実質的な休暇期間が長い。一月後半から八月末まで休める。といっても、授業外の責任は実質的に継続して負わなくてはならないから、まったく大学の職務から解放されるわけではない。それでも、来年前半は授業の準備から解放され、研究に集中できる。嬉しくないわけはない。
 当然、私が担当していた授業の一部を誰か他の教員に代わって貰う必要があるわけだが、今日の午後、それにもほぼ目処が立って一安心している。
 夏のヴァカンスが近づくこの時期、毎年心が軽くなるのを覚えるが、好天が続く今年の初夏、心はひときわ軽い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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