内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

集中講義第五日目

2016-07-30 07:28:22 | 講義の余白から

 昨日は集中講義最終日。前日までと同様、まず、学生たちが送ってくれた前日の演習についての感想・質問に答えることから始める。昨日のテーマが和辻倫理学だったこともあり、それに直接・間接に関わる質問が自ずと多く、私よりもむしろYさんにお答えいただくことが多かった(昨日今日とお疲れ様)。
 感想への応答が一応済んだ後、私が前日までの四日間の総括を簡単に述べた。しかし、それはその四日間の議論の内容をまとめるというよりも、私自身の感想と持論の展開というべきで、まあかなり自由に日頃考えていることを話した(少し調子に乗り過ぎたかな)。
 当初の予定では、その後、学生たち一人一人に課題レポートのラフスケッチを発表してもらい、定刻より一時間早めに終わり、その後はどこか学外の喫茶店のようなところに移動して、「真面目な」雑談をするつもりでいた。学生たちにもそのように前日伝えておいた。
 ところが、学生たちの発表に対して、YさんやMくんがいろいろと質問やアドヴァイスをしてくれて、学生たちもそれに刺激されて積極的に発言してくれたので、結局定刻近くになってようやく演習を終えた。それだけ皆議論に集中していたわけである。
 今年で六年目の集中講義だが、議論の活発さという点では今年が一番だった(これ、お世辞じゃありませんよ)。繰り返しになるが、これはYさんとMくんのおかげである。二人のおかげで学生たちも臆することなく発言してくれた。二人には本当に感謝している。
 その後、キャンパス近くのイタリアレストランに移動し、歓談。話題は多岐にわたり、笑いが絶えず、こんなに楽しい時間を過ごせたのは久しぶりのことだった。しかし、ただ楽しかったというだけではない。どんな話題について話していても、「日々哲学するってどういうことなの?」という問いとどこかで繋がっていたと言っていいと思う。
 学生たちの皆さん、課題レポート楽しみに待ってます。またいつかどこかで会いましょう。
  皆、本当にありがとう。























































最新の画像もっと見る

コメントを投稿