内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

ビジネスクラスの旅とポール・ロワイヤル修道院までのドライブ ― 夏休み日記(18)

2015-08-19 02:40:40 | 雑感

 昨日十八日夕方にパリの宿泊先に無事着いた。
 空の旅は快適そのものであった。搭乗手続きカウンターで僅かな追加料金でビジネスクラスへのアップグレードを提案されたので、それにした。半個室形式で、完全に横になって寝られるし、食事内容が断然リッチ。上質のワインをたっぷり注いでくれるし、おかわりもできる。最初の食事の後は、すっかりいい気分になって熟睡。目が覚めたら、もうヨーロッパ上空であった。定刻よりも三十分近く早くシャルル・ド・ゴール空港に到着した。
 それぞれ23キロきっちり詰めたスーツケース二つにリュックと肩掛けバッグをぶら下げて、シャルル・ド・ゴール空港からRERのB線で北駅まで移動、そこからはガラガラと重いスーツケース二つを押して東駅まで歩く(地上に降り立った瞬間から、本来のプアーな現実世界)。東駅の上にあるホテルにしたのは、二十二日ストラスブールに帰る日に荷物の移動で苦労しないため。三階にあるホテルから地階に降りればもうそこは駅という超便利なロケーションだけが取り柄の三ツ星ホテル。
 今日は朝からレンタカーを借りて、パリの南西シュヴルーズ(Chevreuse)の谷にあるポール・ロワイヤル修道院(Port-Royal-des Champs)までドライブ。来月日本に帰る留学生の一人を修道院とその周辺地区まで案内する。この辺りはパリ近郊で私のお気に入りの場所の一つ。パリ在住中は、日本からいらっしゃった先生方や友人たちをよく案内した。パリから車で一時間ほどだが、谷間には長閑な田園風景が広がり、中世の城塞やポール・ロワイヤル修道院をめぐる十七世紀の歴史の舞台としても興味深い。ちょっと軽めの日帰りドライブにはお手頃である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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