内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

懐かしの街区を走る超ローカルなジョギングコース案内

2022-07-20 23:25:42 | 雑感

 日本に到着した昨日はさすがにジョギングはお休みしたが、前日ストラスブールを出発する朝は五時過ぎから一二キロ走った。到着翌日の今日の早朝五時五分から一時間一〇キロ走った。生まれ育った街区を走るのはほぼ四十年ぶりではないかと思う。当時とは大きく様変わりしたところも少なくないが、当時とあまり変わらない街の風景も残っており、それらを懐かしむように走った。
 自宅前の駒繋神社への参道を鳥居の前まで走り、境内を避けて鳥居に向かって右脇の坂道を下り、左に折れて遊歩道を三軒茶屋方向にしばらく走る。国道二四六に出る少し手前で左に曲がり、上馬の住宅街をほぼ二四六に沿って南下する。環状七号線を横断し、駒沢公園を目指す。東京医療センターの横手を少し進んだところにある信号を横断し、駒沢公園内に入る。ここまでで三〇分ほど。
 公園内の周回路に入って驚く。まだ五時半過ぎだというのに、ウォーキング、ジョギング、サイクリングをしている人がぱっと見ただけでも数十人はいる。ちなみに、こんな時間に運動している人はフランスではまず見かけない。少なくとも私が暮らすストラスブールではこの時間帯に走っているのは近所では私だけである。
 走りながら観察した。自転車はごくわずかで、九割方がウォーキングだ。皆同じ方向に歩いているが、速度はそれぞれ。ジョギングしている人は意外に少なかった。サイクリング路が歩行者専用路と区別されているのは当然として、日本らしいなあと思ったのは、ウォーキング用コースとジョギング用コースが路面のペイントで区分けされていたことだ。概ねその区分けは遵守されているところも日本人らしい。
 ジョギングしている人はウォーキングの人の脇を追い抜いていく。周回路を三分の一ほど走ったところで、ジョギング同好会らしき十人ほどのグループがちょうどスタートしようとしているところに出くわした。いきおい彼らの間に挟まれるような格好になったが、向こうのほうが圧倒的に速い。みるみる引き離されていく。ちょっと悔しい。
 そのグループの最後尾を走っていた女性のペースが私よりちょっとだけ速い程度だったので、彼女についていけるか試した。すると向こうの速度が落ちてきた。少し様子を見たが、これなら私のほうが明らかに速いと判断し、一気に追い抜く。ちょうど若干の下り道だったのでさらにペースアップする。すると同じグループの後ろから二番目の人に追いついた。このグループは一キロ走っては少し休み、また走るということを繰り返しているようで、先頭グループが再スタートしようとしているところに追いついた。
 そこから三百メートルくらいで周回路をちょうど一周したことになり、私は入ったときと同じ出入り口から公園を出た。まだ四〇分ほどしか走っておらず、このまま最短距離で家に戻ると一〇キロにならないので、子供の頃からよく知っている野沢と下馬の住宅街を大回りして、また神社の下に戻り、遊歩道を駒留中学校の端まで進み、そこで右折し、学芸大付属高校の方への坂を登る。付属校の裏の角で左折し、高校の塀を右手に見ながら、百五〇メートルほど進んで左折、滞在先の下馬の家の下に戻る。
 これでちょうど一〇キロ。明日はまたコースを変えてみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿