内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

発表原稿一応仕上がる

2019-03-03 19:51:20 | 雑感

 3月14日の発表原稿は夕飯前に一応できた。だが、発表時間30~40分に対して長すぎる。半分以上削らないといけない。この作業は、しかし、慌ててやらないほうがいい。明日から発表前日までの十日間、少しずつ手を入れていくことにする。
 聴衆が何人かもわからないし、レベルもわからない。現象学研究グループが主催だから、ミッシェル・アンリについてあまり説明することはないだろう。それに、アンリを現象学者とは認めない現象学研究者も少くないから、西田最後期の生命の哲学の可能性の一端をアンリの生命の現象学の批判を介して示すという筋立てで行く。
 明日月曜日は、自分の授業の試験が一つあるだけだから、いつもような準備の必要はない。
 翌日火曜日は、日本近代史の授業の枠を使って、短期研修でストラスブールに来る慶應大学の学生たち八人との合同授業。日本学科の学部三年生学生たちには各自自分のレポートのテーマについて一分から三分で日本語とフランス語で発表させる。その後、ペアでの福沢諭吉についての発表が一つ。これも日仏両語。全部で十から十五分にまとめるように指示してある。授業の後半は、四班に分かれてのグループ・ディスカッション。夜は、その慶應の学生たちと引率の先生とレストランで会食。
 水曜日は、午前中は通常通り古典文学の授業。午後、日本の外務省の人と会う。夜は日本総領事公邸でのレセプションに出席。