内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

明日から来週木曜日まで、家に引き籠もる理由

2018-11-09 18:01:00 | 雑感

 今朝は午前八時まで「深夜営業」でした。店じまいもそこそこに、あたふたとシャワーを浴び、自転車でキャンパスに向かいました。九時から正午までの三時間の授業を終え、教員室で一時間休憩し、小さな会議に出てから帰宅。疲れました。今日はもう何もする気になれません。
 明日・明後日の週末は、学科長として最も大切で「楽しい」仕事である時間割作成です。一月第三週から始まる後期の時間割作成です。使える教室、各クラスの学生数、教員たちからの希望等いくつもの条件を考慮しながら、すべての授業が齟齬なく一つの時間割に収まるまで、五十コマほどの授業をパズル・ゲームのピースのように繰り返し移動させます。このうんざりするような作業を数時間続けていますと、仕舞にはそれが快楽になる……わけありません。
 そして、来週月曜日から木曜日までは、プール以外は家に引き籠もり、その翌週火曜日のシンポジウムでの発表原稿作成です。« Introduction à la philosophie japonaise » と題されたこの国際シンポジウムは、パリ・ナンテール大学で同大哲学部単独主催で行われます(こちらがシンポジウムの紹介頁です)。フランスの大学の哲学部が日本の哲学のみをテーマとして開催する初めてのシンポジウムです。主な対象は、同大哲学部の学部と修士の学生たちです。彼らのための「日本哲学入門」を、というのが主催者側の意図です。依頼に応じて、私は田辺元の哲学について話します。その原稿を来週書かなければならないのです。
 これが来週の講義を一つ休講にし(もちろん後日補講はします)、オフィスアワーもキャンセルした理由です。急用があれば、もちろんいつでも直ちに大学まで出向きますが、そうでないかぎり、原稿作成に専念します。 « Si vous n’avez pas besoin de moi, laissez-moi tranquille ! » 心がそう叫んでおります。
 今晩は、これから夕食時にワインを飲んで(って、毎晩飲んでるじゃん)、早めに就寝します。

追伸 11月6日の記事で話題にした学部二年生向けの講義 « Introduction à la recherche » は、もちろん予定通り火曜日の午後6時から8時まで行います。