内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

夏休み日記⑪ フランス風創作懐石料理店で思い出話に花が咲く

2014-08-14 11:17:06 | 雑感

 昨日の記事には書かなかったが、昨日も午前中はもちろんプールに行き、十日連続である。言うまでもないことであるが、今朝もプールに行ったから十一日連続白星である。今月四日から始まった同プールのこの夏の開放期間ここまで皆勤しているのは私だけである(このような人様にとってはどうでもよいことをすこし自慢気に書くところが実に大人げないことは自分でもよくわかっております)。

 昨晩は、一昨晩に続いて、レストランで会食。場所は、東横線学芸大学駅東口から徒歩五分ほどのところにあるKANAIというお店。料理のジャンルとしては、フランス風創作懐石料理とでも名付ければよいのであろうか。お酒は主にワインである。私の母が孫である私の娘の数日後に迫ったフランス留学を祝してというのが名目。妹夫婦も駆けつけてくれる。この会食の話が出た当初は、三軒茶屋の寿司屋に行くつもりでいたのだが、生憎水曜日は定休日。娘の方が水曜日しか都合がつかないと言うので、シェフの奥さんと母は旧知であり、私の妹の旦那さんがかねてより勤務校関係の宴席として贔屓にしているということで、この店に決定。実家を起点にすると、三軒茶屋の寿司屋の位置とは百八十度方向転換したことになる。実家から行くと、学芸大学駅の向こう側ということになり、歩いても行けなくはないのだが、ちょっと遠い。妹夫婦が車で迎えに来てくれた。この三月に四十三年間英語教師として勤め上げた神奈川の私立中高一貫校を定年で辞めた妹の旦那さんが激賞する通り、すべての料理が美味しかった。素材のよさを引き立てる控えめな味付けが絶妙であった。シェフお薦めの白ワインを二本と赤ワインを一グラス飲んだが、それぞれそれ自体が美味しかっただけでなく、料理との調和が実によく取れていた。
 お店の壁に掛かっているフランスの地図を見ながら、十六年前の一九九八年クリスマスから翌年初めにかけて母と妹夫婦がストラスブールまで私たち家族を訪ねてきてくれて二週間ほど滞在し、全員でストラスブールから私の運転する車で南仏を中心に十日ほど旅行したときの思い出話など、話に花が咲いた。