南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

第20回勤労者短観

2010-12-18 16:46:36 | ユニオン
連合総研では、2001年から「勤労者の仕事と暮らしに関するアンケート」(略称「勤労者短観」)を年2回実施しています。
今年10月に行われた勤労者短観が発表されました。

このアンケートは労働組合を通してのアンケートではなく、民間企業雇用者からサンプリング調査されたデーターです。
そういう意味では、勤労者全体の実態をとらえたものと言えるでしょう。
アンケート内容は、「1、景気・仕事についての認識」「2、所定外労働・賃金不払い残業と労働時間管理について」「3、昨年の政権交代と現在の政権について」「4、労働組合についての認識」です。

所定外労働時間の状況をみると驚くべき実態が浮かび上がります。
今年9月の1ヵ月間に所定外労働を行った男性社員の2割以上が、45時間以上の所定外労働を行っており、80時間以上の者も約1割いました。
またその中で、賃金不払い残業をみると、コンプライアンス経営が叫ばれているにも関わらず、いわゆるサービス残業が依然として5割を超える実態にあります。
世の中不景気で失業者が街にあふれ、子どもたちが就職難にあえいでいることなどが、まるで嘘のようです。
このアンケート結果をもって、私たち連合は何をなすべきでしょうか?

「政権交代」の評価についてはどうでしょうか。
10月時点の評価ですが、39.3%が「良かった」と回答していますが、「良くなかった」との回答割合も38.7%にのぼっています。

連合とともに民主党も真剣に考えねばなりませんね。