昨夜は、NHKスペシャル「マネー資本主義 “暴走”はなぜ止められなかったのか」を見ながら選挙速報を待ちました。
昨年夏から顕在化したアメリカのサブプライムローン問題発生の根源から、そしてそれが深刻化して、ついにはアメリカで専業の大手投資銀行が消えるまでの流れがよく分かりました。
このスペシャル番組はシリーズで7月20日まで予定されておりますが、第5回(最終回)の「世界はバブルの誘惑を断ち切れるか」に注目したいと思います。
それは先週末から報道されている「ゴールドマン・サックス黒字化」や「シティグループ黒字化」になにやら危うさを感じてならないからです。
莫大な公的資金の投入を受けた両社が、アメリカで急激な景気悪化に下げ止まりの兆候が現れたとはいっても、これだけの短期間で黒字化することは到底考えられません。
詳しいカラクリはまだ分かりませんが、どうやら不良資産の評価についてのルール替えか、時価会計の運用基準の緩和がなされている模様です。
このルール変更はまさしくアンフェアなやり方であり、柔道で勝つがため、スキーのジャンプ競技で勝つがために、競技ルールを一方的に変更するが如くであります。
今回の金融危機で得た教訓は、“マネー資本主義、強欲資本主義からの決別”だったはずです。
目を見開いてアメリカ経済の動向をチェックする必要がありますね。
それにしても昨日の選挙では、すべての連合静岡推薦議員が当選し、明るい展望を開いてくれました。
磐田市長選挙の渡部さん、磐田市議4名、掛川市議3名、袋井市議1名、伊豆の国市議1名、西伊豆町議1名のみなさん、ほんとうにおめでとうございました。
これからのご活躍を心から祈念いたします。