南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

国民と住民

2009-04-19 16:22:14 | 政治

サンデープロジェクトの特集「地方から国を変える!」で、伊藤忠の丹羽会長がなぜ今、東国原宮崎県知事や橋下大阪府知事の支持率が異様に高いのか、首相の支持率が異様に低いのかについて面白い発言をしていました。
『政府は国民のためと口をそろえて言うが心に響かない、信用されない。
地方の首長は国民としてではなく住民に対してどんな政策を打つかを考えている』
なるほど国民という言葉には生活感が無いが、住民という言葉には生活の匂いがします。

静岡県も石川県知事の辞任表明を受けて一気に政局が動き始めています。
当初は石川知事5選出馬を想定しての陣構えでしたから、自・民各陣営とも候補者選びも慎重になっています。
それは当然のことですが、同時に“いの一番”に考えねばならないことは住民(静岡県の)にとってベストの人選ができるかどうかということです。
どういう政策を持ってどんな候補者で有権者と向き合うかが大切です。

2番目は、“必勝の形”をつくることです。
孫子曰く、「昔の善く戦う者はまず勝つべからざるを為して、以って敵の勝つべきを待つ」
昔から戦の上手い人は、まず敵軍が自軍を攻撃してきても勝つことのできない態勢をつくりあげた。
その上で、敵軍が態勢を崩して、自軍が攻撃すれば撃破できる時を待った。

連休前後には住民にとってベストの県知事候補者が擁立されます。
100年に一度の危機、こんな時代にはまさしく“改革者”が求められます。
考えただけでワクワクしますね。