南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

戦い済んでの教訓

2009-03-30 17:44:04 | 政治

政令市静岡市議選が終了。
残念ながら連合推薦候補9名全員の当選は成りませんでした。
前回よりも票は伸ばしたものの、激戦区清水で1名の惜敗です。

最近行なわれた首長選挙や、政権交代をかけた国政選挙と違い明確な争点に欠ける点から投票率も下がってしまいました。
とはいうものの候補者自身の発するメッセージが強力なほど上位で当選しています。
まずは有権者のハートに響くだけのメッセージがあるやなしやの違いです。

上位当選者に共通するふたつめの特徴は、後援会組織・選対組織の熱さです。
その熱さの源は、候補者の熱い熱いハート(エネルギー)から生まれます。
候補者の熱さが人から人へ熱伝導していきます。

三つ目の特徴は、組織の情報伝達戦略です。
とにかくできるだけ多くのネットワークをつくりあげて、出来る出来ないは二の次でどんな些細なことでもネットワークを利用して流すこと・頼むことです。
例えば動員についてのお願いも、決起集会へのお誘い、出陣式へのお誘い、個人演説会へのお誘い、街頭演説会へのお誘い、打ち上げ式へのお誘い、開票待ちへのお誘い、などなど無理やりではいけませんが、軽い気持でお誘いコールを繰り返します。
誘われて、お願いされて、気分を害する人はおりません。(強要してはいけません)
来ていただければ心の底から「ありがとうございます」を、例え来られなくても「次の機会にはお願いいたします。ありがとうございました」でこちらの気持を伝えます。
このネットワークを無数に持つことで飛躍的に支援者の数は広がります。

4つ目の特徴は、現役の議員だけですが、なんといっても過去4年間の実績です。
選挙のときだけ頭を下げても、終わって次の日からはどこ吹く風でただ日暮の4年間では先3つをいくら頑張ってもダメですね。

上位当選者で前回よりも得票数を伸ばした議員は、そうでない議員の10倍も20倍も汗をかいていることを私は知っています。
おそらくそれは静岡市に限らずどこの地域でも同じだと思います。
私たちの労働運動もまったく同じですね。