南町の独り言

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月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

鳩山幹事長からのメッセージ

2009-03-28 11:23:23 | 政治

民主党小沢代表の進退問題で揺れていますが、鳩山幹事長のメルマガで昨日小沢代表が続投することになった件に関してこう述べています。
少々長くなりますが読んであげてください。

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みなさん、こんにちは。

 小沢代表の大久保秘書が政治資金規正法の虚偽記載容疑で起訴されました。
そのことが検察によって伝えられた24日の夕刻、小沢代表は緊急招集した役員会と常任幹事会で次のような説明を行ないました。

 大久保秘書の逮捕から三週間、自分自身が大きな罪を犯したかのような報道がなされている。しかし、自分は決してそんな行為を行なっていない。皮肉なことにそのことは容疑が大久保秘書に対する虚偽記載による起訴しか出てこなかったことで明らかになった。この間、ご心配をかけたことを心からお詫びしたい。起訴も政治資金規正法に関する認識の差で、私は今でも彼が法令違反をしたとは思っていない。自分は代表の座に恋々とするつもりはない。しかし、官僚主権を打破するために、今ここで検察官僚に屈するわけにはいかないと思い、続けて職務を行ないたいと思うが、その判断は皆さんに身を委ねたい。

 この発言を受けて、民主党は役員会及び常任幹事会で意見を求め、小沢代表続投を機関として決定し、27日に全議員にも了解を得たところです。小沢続投に関しては、皆さんはきっと厳しいご意見をお持ちではないかと思います。確かに、企業側から代表への献金額が大きいですし、常識的に、逮捕・起訴と聞けば、何か悪いことを行なったに違いないと考えるほうが自然です。民主党のリスクマネジメントとしても、政権交代のためには、マイナス要因は早く減らしたほうがよいと考えるのも自然です。多分小沢代表自身も、辞めたほうがずっと簡単だと思ったに違いありません。

 それにもかかわらず、私たちが小沢代表続投を決めたのは、田原総一朗さんが「検察の大敗北」と述べた程度の容疑であること、しかも、無罪になる可能性がかなり高いこと、したがって、もし小沢代表が続投を希望するならば、辞任を求めるべきではないからです。さらには、霞ヶ関解体には霞ヶ関を知り尽くした小沢一郎という人物が欠かせないことです。民主党は単に政権交代が目標ではありません。政権交代をしてからが勝負なのです。

 ところで、NHKなどが大久保氏の起訴直後から、彼が政治資金規正法違反にかかわる起訴事実について、その大筋を認めているなどの報道がなされていますが、それは事実と全く異なります。無実だと信じている人間が容疑を認めるなどありえないことです。このような誤解に基づく報道がなされることで、国民の皆さんがかたよった判断に傾くことは容易に推察されます。それは大変に迷惑です。検察官僚の度重なるリークによる情報操作に安易に協力することといい、報道機関は公平公正な立場から、客観的な報道を行なって頂かなければ困ります。

 また、政治資金収支報告書には寄付行為をした人の名前を書くことが義務付けられていて、その人が誰か他の者、例えば西松建設が出した資金によって寄付していたとしても、そのことの記載は不要なのです。即ち、西松建設が資金の拠出者であることを小沢事務所側が認識していたとしても、それだけでは違反とはならないのです。小沢事務所側が西松建設からの資金であることを認識していたか否かが犯罪を構成するか否かであるかのように盛んに報道されていますが、それは問題ではないのです。さらに言えば、西松側の二つの政治団体があたかもダミーで、実態のない団体の如くに書かれていますが、事務所もあり人もいる団体で、ダミーではないのです。このように、極めて意図的な検察官僚の報道が国民の意識を誘導している可能性が高く、小沢代表側を不利に追い込んでいるのは紛れもない事実です。私たちはこのような不条理とも戦わねばなりません。重い十字架を背負った戦いになりました。