南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

起訴?不起訴?

2009-03-22 17:11:22 | 政治

日曜日の午前中は「新報道2001」からはじまって「サンデープロジェクト」まで政治的世論を形成する報道番組で賑わっています。
政治には無関心だった主婦層までもがテレビの前に釘付けです。
我が家でもご多分に漏れず同様で、奥方のなにげない呟きに耳を傾けています。

今日の焦点は「景気対策」と「小沢一郎の去就」でした。
「景気対策」論議はさておきまして、民主党を追い込んでいる「小沢一郎の去就」問題。
その前提にある大久保秘書が起訴されるかどうかということの意味が素人にはよく分からないようです。

警察に逮捕されたというニュースが入った瞬間から、逮捕された人は犯罪者であるという認識がされてしまいます。
実際にはまだ事件の容疑者として逮捕され取調べを受けている途中でありますから、その後証拠などが固まったとして検察によって起訴されることで初めて裁判が開始され、有罪か無罪かの審理が進められます。

逮捕はしたものの嫌疑不十分で不起訴となればまったくの無罪ですし、疑いはあるが事件そのものの重さや情状などから起訴猶予となる場合もあります。

映画「それでもボクはやっていない」は、電車で痴漢と間違えられて逮捕された事件をテーマにしていました。
容疑者として逮捕された事実だけが先行して、回りの人びとに伝わっていきます。
無実であってもその後遺症は本人の人生を狂わせてしまいます。

起訴されても、今回の騒動の結論(有罪or無罪)が出るのは長い長い裁判の後になります。
まずは24日の起訴?不起訴?に注目をしたいと思います。