南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

小沢民主党に期待すること。

2006-09-12 17:07:51 | Weblog

民主党代表選が告示され、小沢氏の無投票再選が決まった。
重量感のある党首をトップにして、いよいよ政権奪取に拍車をかける。

今朝の読売の社説「政策論議を『なアなア』にするな」ではこう書かれていた。

 「民主党の小沢代表の無投票再選がきょう確定する。
小沢代表は『常識の政治で普通の国に』を理念とする基本政策を明らかにした。
これをたたき台に、年内にも民主党としての政策をまとめる意向だ。
小沢氏が以前から主張するように、与党との『対立軸』を現実的で筋の通った政策で示してもらいたい。 
今回の基本政策では、・・・・・・・・。(中略)

『寄り合い所帯』の民主党内で意見集約を図ろうとすれば、党内対立が生まれる。
そうだとすれば、小沢氏の『なアなアではいけない』という姿勢と著しく食い違うことになる。
『常識の政治』を肉付けするためにも、基本政策での意見集約が欠かせない。
前原誠司前代表はじめ、党内の若手議員から政策問題で、声が上がってこないことも不思議だ。活発な政策論議があってこそ民主党らしい。」

小沢氏らを自民党幹部は「保守本流」と呼び、古いタイプの自民党的政治家だと酷評する。
しかし、「保守」とはなにか、何を守り何を保つのか、それが不明なまま「保守」は悪者だと決め付けてはいないだろうか。
今になっては懐かしい「日本国民総中流の時代」、今となっては戻りようが難しい「終身雇用・年功賃金」、小沢氏の体臭にそういった懐かしい古臭さを感ずるのは私だけだろうか。

小沢民主党は「格差是正を前面に掲げた基本理念と基本政策」をまとめようとしている。
そこに大いなる期待をしたい。